プロ野球の繁栄には球団増が欠かせない

プロ16球団に拡大を 自民提言、地域活性化狙う(スポニチ) - goo ニュース

 自民党の日本経済再生本部がまとめた第2次提案で、プロ野球を
現行の12球団から16球団に増やす事で地方都市と地域経済の活性
化を図る事が経済成長戦略に盛り込まれる事が判明した。

 イーグルスの星野仙一監督は‘小さくしたらプロ野球は活性化しな
いし、地域活性化にもなって国民全員を喜ばせるという理念は歓迎
する‘というコメントしていたように個人的にも大賛成だし、政治家
達にもスポーツで地域を活性化するというグローバルスタンダード
な考えがあるのかとも とりあえず感心した。

 思えば10年前にプロ野球ファンにとって悪夢のような10球団に
よる1リーグ制が、自分たちの利益しか考えない輩を中心に強引に
推し進められようとしていたのを考えると長足の進歩ではある。

 サッカーでは日本よりも国土が狭いオランダなどでもプロリーグは
18チームあるのに、日本のプロ野球の球団数が12のままというのは
おかしいし参加チーム数を増やしている世界の流れから取り残されて
いる感が強い。

 たしかに昭和の時代のように東京や大阪など大都市圏にチームが
集中していたのなら12球団が限界という理論も理解できるが、福岡
や札幌に仙台などパ・リーグが地方都市での地域密着に成功している
現状を見れば少なくとも16チームに増やしても悪くはない。

 基本的に日本を含めた東アジア圏では少数精鋭という価値観が
あり、それゆえチーム数が増えるとレベルが下がるという理論が
年配者を中心に根強く 10年前の10球団による1リーグ制を推し
進めた面々の根拠でもある。

 ただし頂点の数が少なくなる事は頂点に人材を供給する底辺の
数を枯渇させる事になるのは当然で、薄い選手層からは いい人材
が排出される確率が低くなるのは誰が見ても分かる事。

 それを考えるとプロ野球を発展させようとするならチーム数は
増やしても減らしてはいけないわけで、そういう動きが遅々として
進まない現状に政府が痺れを切らした形だろうか。

 おりしも2020年の東京五輪開催が決定しスポーツの効用が見直
されているのだから、プロ野球界も この流れに乗って行くべきだ
し国民的娯楽を請け負う企業の使命ではないか。

 

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