少数精鋭システムは本格的強化にならない


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/soccerking/sports/soccerking-1885140

 先日行われたパリ五輪男子サッカーアジア最終予選を兼ねたU23
アジア選手権の準々決勝で、韓国はインドネシアと2-2で引き分け
PK戦で敗れたためパリ五輪の出場を逃した。

 これで韓国はパリ五輪で女子ハンドボールを除く球技種目で出場
権を獲得できてない事が話題になっていたが、どうやら韓国独特の
少数精鋭システムが限界に近づいているようだ。

 確かに韓国はイングランドやドイツで大活躍している選手がいる
のだが選手層が薄いという致命的な弱点があるわけで、それは典型
的な競争社会を背景にして少数のエリートでチームを構成するシス
テムで強化をしていた。

 これに五輪での報奨金や兵役免除というニンジンがブースターに
なってソウル五輪あたりでは一気に躍進していたが、その成功体験
が強化の足を引っ張っている可能性が高い。

 昭和の時代に日本もメキシコ五輪のサッカー銅メダルやミュンヘ
ン五輪の男子バレー金メダルなど少数精鋭システムで結果を残して
いたが、鍛えられた世代とそうではない世代の間に断層が生じ弱体
化するといいう苦い経験がありジュニア世代からの強化を並行して
行い選手層を厚く
しているのが最近の躍進につながっている。

 こうしてみると少数精鋭システムというのは一時的に効果はある
ものの長い目で見ると、あまりいいものではないのが分かる一方で
年配者ほど日本でも少数精鋭を好きな人が多いのも事実。

 つまり70年代半ばからの日本スポーツ界や、現在の韓国の低迷は
少数精鋭主義にあると思うのだ。

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