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ようやく燃え尽きる事ができた伊達公子

伊達公子「終わってしまいました」涙の引退あいさつ

 有明テニスの森で行われている女子テニスのジャパン女子OPで
今大会限りでの現役引退を表明している日本の伊達公子は、初戦
でアレクサンドラ・クルニッチに0-6、0-6の0-2で敗れ現役
最後の試合を終えた。

 たしかに0-6、0-6のストレート負けというのは残念な結果で
はあるものの下手に空気を読んで手加減されて勝つ事の方が屈辱
だろうから、クルニッチがしっかり戦ってくれたという事が伊達
にとっては嬉しい事ではないだろうか。  

 伊達公子といえば高校卒業後の89年にプロに転向すると90年の
全豪OPでパム・シュライバーに勝って4回戦進出を果たすと、91
年にはガブリエラ・サバティーニに勝つなど地力を付けて行き93
年には全米OPでベスト8に進出。

 94年には全豪でベスト4、全米でベスト8に入るなどトップ10に
入ると、95年には全仏でベスト4に入り世界ランキング4位に入る。

 そして96年にはフェド杯でシュテフィ・グラフに勝つとウィン
ブルドンではグラフと再戦し敗れたものの、日没順延による2日間
にわたる死闘を演じるなど評価を上げたが突如この年限りの引退を
表明する。

 伊達が活躍した90年代半ばは伊達をはじめ沢松奈生子や遠藤愛
に神尾米、杉山愛らが揃い日本女子テニスの全盛時で、それを牽引
した伊達が若くして引退したのには驚いた。

 ところが08年に12年ぶりに現役復帰するとケガに悩まされなが
ら8年間プレーしたのだが、昨年は左膝半月板手術を受けるなど満
身創痍で遂に今年8月に引退を表明していた。

 正直言って38歳での現役復帰しても勝てないだろうとは思って
いたのだが、全盛時に引退した事でテニスへの情熱がくすぶって
いたからこそ復帰し燃え尽きるまで戦ったという事ではないだろ
うか。  

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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彼女がボクサーなら (ある)
2017-09-13 18:45:44
気が済むまで現役を続け、若手に大の字KOを食らって引退するのでしょう。
むしろ、伊達公子のような人からすると、ボクサーのような職業は羨ましいかも知れませんね。
身体能力の塊のようなサバティーニに勝った時には(失礼ながら)ビックリしたし、
地元日本でグラフに勝った時には本当に感激しました。
復帰後、海外選手から敬意を払われる彼女の姿は誇らしくもありました。
今は「本当にお疲れ様」の一言ですね。
 
 
 
まさしく (こーじ)
2017-09-14 22:37:24
>ある様
 まさしく最晩年の辰吉のようなイメージなりますね。
 WOWOWで最後の試合を見ていたらサーブを入れるのもやっとという感じでしたので。

 全盛時伊達の凄さを知っていただけに残念ではありますが、あらゆる感動をくれた功労者にはこういった終わり方もありでしたね。
 
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