日本スピードスケート界・悲願の金!

 10年前の今日は、長野五輪で清水宏保がスピードスケート
男子500mで日本スピードスケート界・悲願の金メダルを獲得
した日である。
 前日アウトスタートで1位だった清水は、2日目のこの日もイン
からロケットスタートで最初の100mを9秒54で通過。
 バックストレートから最終コーナーもしっかり回って来て 35秒
59という素晴らしい記録で、総合1位となり金メダルの獲得が
決まった。これは長野五輪で初のメダル獲得でもあった。

  実は男子500mは、札幌の頃から金メダルを期待されていた
ものの取れそうで取れなかった。
 特に84サラエボでは、前年の世界スプリントで優勝していた
黒岩彰が降雪で開始が遅れて集中力を乱し 苦手のアウトスタート
だった事もあり10位と惨敗。
 伏兵の北沢欣浩が銀を獲得したが、主役の惨敗で今ひとつ。 

 捲土重来を期して挑んだ4年後の88カルガリーでは、前回と同じ
4組目のアウトスタートだったが そのハンデを克服して銅メダル
だった。
 ただ‘インスタートだったら十分 金を取れたのに’と悔やまれた
のも事実。

  92アルベールビルでは、ダン・ジャンセンやカルガリーの金
メダリストのウーベ・イエンス・マイ対 宮部保範、黒岩敏幸、井上
純一らの対決でジャンセンには勝って黒岩が銀で井上が銅を獲得
したものの マイに僅かの差で連覇を許した。

 94リレハンメルでは、ダン・ジャンセン対日本勢という図式になり
‘ジャンセンに勝てば金は確実’と思われたのだが、堀井学が銅を
獲得したものの清水や井上らは今ひとつで インスタートを引いた
ロシア勢に1,2フィニッシュを許してしまった。

  そういう意味でも、4大会の悪夢を経ての悲願だったのである。

  ただ次の02ソルトレイクシティでは、連覇を狙った清水が酷い
腰痛に苦しみながら銀を獲得したものの 清水よりも若い世代が
伸びずに清水と同い年の武田豊樹が8位入賞したのみ。

 06トリノでは若きエースの加藤条冶が、1回目に失敗したのが響いて
6位。伏兵の及川佑が4位に入ったものの7大会連続の男子 500mの
表彰台を逃す事になった。

 トリノ後は、アメリカ勢をはじめとした外国勢にW杯や世界スプリントで
水を開けられ始めている。 これは、かなりヤバイ事態だ。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
世界のクロイワ (柴田真紀)
2008-02-11 00:02:38
 も、どっかの國へ渡った赤靴下の投手のマネージャーなんかやって、あいつの代わりに警察に出頭してましたねーーー。
 あのとき、『世界のクロイワを代理にできるなんて、アイツは……』みたいな雰囲気が、スケートファンの間に流れたものでした。

 宏保さんは、求道者のような気高しさを感じています。ただ、年齢的にもう上位はムリでしょう。
 
 
 
クロイワも落ちましたね (こーじ)
2008-02-12 00:30:25
>柴田真紀様
 ダイスケの身代わりになった時は情けないやら・・・
 やはりしょせんは西武グループにとってはメダリストに対する尊敬の念が全くないという事を知らしめた
一件でした。
 清水より加藤の低迷が気になる今日この頃ですよ。
 
 
 
腰が痛いのは、辛いですね。 (腰痛アドバイザー)
2008-02-13 19:36:48

腰が痛いのは辛いものです。
私も14年間悩まされました。

私が考案した腰痛解消法をお試しください。

【3分腰痛解消法】で、検索すると見つかります。

腰をお大事に。
 
 
 
ありがとうございます (こーじ)
2008-02-13 23:27:57
>腰痛アドバイザー様
 さっそく拝見しました。
 ただ、まだ腰痛にはなってませんのでヤバくなったらお願いします。
 
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