戴宋の走り方を見てケムール人を思い出す

 先日も記したように我が家では40年前にOAされ10年前に地上波での最後の
再放送があった水滸伝をDVDに保存する作業を行なっている。


 水滸伝のスタッフロールを見ていたら円谷英二の弟子で怪獣総進撃などの特撮
監督だった有川貞昌が特殊技術で参加しており、第1話で108の光の玉が飛び
散るシーンや梁山泊の山塞のセットや火事のシーンでの合成などが目に付く。


 日本テレビが制作した中国を舞台にしたドラマといえば西遊記で、コチラには
ウルトラシリーズの高野宏一や佐川和夫に円谷英二亡き後に昭和ゴジラの特撮
監督だった中野昭慶らが参加しているので その元祖とも言うべきだろう。


 水滸伝を見ていて目に付くのが梁山泊の一員で馬よりも早く走る韋駄天・戴宋が
走るシーンで、ウルトラQでケムール人がパトカーに追われながら逃走するシーンと
似ているのだが共に特撮を担当したのは有川貞昌だから納得してしまった。


 基本的に特撮ヒーローは空を飛んだりバイクなど乗り物を使うので走るシーンと
いうのは珍しく、敵キャラとはいえケムール人の逃走シーンは貴重である。

 
 そのノウハウを生かした戴宋の走るシーンは味わいがあるし戴宋を演じていた
のが円谷作品の緊急司令10-4、10-10で電波特捜隊の顧問である毛利博士を
演じた黒沢年男というのも何かの偶然だろうか。

 

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