日本、ベルギー破る=柿谷、本田、岡崎がゴール―サッカー親善試合(時事通信) - goo ニュース
日本時間の今朝ブリュッセルのキングボードワンスタジアムで行なわれた日本
対ベルギーの親善試合で日本代表は先制されたものの柿谷のヘッドで追い
付くと、後半に入って本田と岡崎のゴールで逆転しCKからのヘッドで1点返される
ものの3-2で逃げ切りFIFAランキング5位の強敵をアウェーで破る金星で今年
最後の国際Aマッチを締めくくった。
今年は6月に最大のミッションだった来年のブラジルW杯の出場権を獲得した
直後に行われたコンフェデ杯で開催国のブラジルやイタリアにメキシコから3連敗
すると、8月の親善試合でもウルグアイに敗れ10月のヨーロッパ遠征ではセルビア
とベラルーシに連敗するなど低調な試合が続いていただけに今年最後の遠征で
オランダと引き分けベルギーに逆転勝ちという締めは大いに嬉しいものだ。
特に10月までは先制されるとズルズル負のスパイラルに嵌る感じだったのが、
最後のオランダ&ベルギー戦では先制されながらの引き分けや逆転勝ちだから
大いに価値があるといえるだろう。
しかもベルギー戦は相手が中4日に対して日本は中2日で臨む試合だっただけで
なく、ベルギーはコロンビアに0-2で敗れた直後だっただけにホームでの勝利を
義務付けられた相手に逆転で勝ったのだから6月のコンフェデ杯の時から進化して
いるのは間違いない。
ただし今回の2試合で結果を残せたことから大いに自信を持っていいものの忘れて
ならないのは2試合とも2失点づつしている事。
つまり現在の日本は‘2点取られたら3点を取る’という攻撃的なスタイルで臨んで
いるもののW杯本番での2失点は致命傷になるわけで、更なるディフェンスの整備が
必要になるのではないか。
オランダ戦やベルギー戦で先制を許したシーンはミスが絡んでいるしベルギー戦の
2失点目はCK時のマークが曖昧で一発でやられた形だから、長身選手が多い相手に
こういう失点をすると厳しい展開になるだけでなく相手を勢いづかせてしまいかねない。
もっとも本当の意味での完成形はW杯本番で十分だし下手に今ぐらいから完成させて
しまうとチームは煮詰まりかねないので、ディフェンスを整備してチームを完成させる
のは来年への楽しみにした方がいいかもしれない。
少なくとも来年のW杯への期待は感じさせてくれる今年最後の試合だったのは
間違いない。