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葛西紀明の快挙を もっと喜ぼう

葛西、500戦達成=6位で大記録飾る―W杯ジャンプ男子

 先日スロベニアのプラニツァで行われたスキージャンプのW杯で
日本の葛西紀明が500試合目の出場を果たし、2本とも225mを飛ん
で6位に入った。

当日は金色のワシがあしらわれた特別デザインのゼッケンを着用し
て出場し約2万人の観客からも祝福されるなど、まさしく‘世界の葛
西'を実感する扱いで27年も世界のトップで戦い続ける事ができる凄
さを実感するものだ。

 考えてみれば葛西が16歳でW杯デビューした88~89シーズンは
まだV字ではなくスキー板を揃えて飛ぶクラシカルスタイルだった
のを皮切りに、そこからのルール改正にも的確に対処して世界のトッ
プレベルを保ち続ける事ができるのは素晴らしい。

 基本的に日本人選手は‘型’に拘るため型に嵌れば無類の強さを
発揮するもののルール変更などがあると対処できずに一気にダメに
なるケースが多く見られているだけに葛西の対応能力の高さは日本
人はおろか海外でも稀有な存在だろうし、それこそが世界中のファ
ンだけでなく一緒にW杯を戦っている選手達からも尊敬されるのだ
ろう。

 残念な事に我が家ではスカパーに加入してないので海外でのW杯
を見る機会は限られるのだが、たまに見る機会があると地元の選手に
勝るとも劣らない歓声を受ける事ができているのだから凄い事だ。

 日本では五輪のような一発勝負の大会での優勝の価値が長い期間を
かけて多くの試合をこなして総合で本当に強い者を決めるW杯の
優勝の価値より大きいと勘違いしているメディアも多い事から葛西
の偉業に対する評価は本場ほどではないが、世界のトップ選手の証
であるW杯に27年間も続けて出場すること自体が賞賛されるわけ
だしスキーの本場のヨーロッパではそれが最も評価しているのだ。

 葛西のようにスキーの本場でこそ評価される選手こそが本物だし
日本の若手選手達も彼を良き手本として第2、第3の葛西を目指し
て欲しい。

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