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2018夏の甲子園 第8日

済美、逆転サヨナラ満塁弾=高知商、浦和学院なども3回戦へ―全国高校野球第8日

 出場56校が出揃う大会8日目の注目カードは第2試合の浦和学院
-仙台育英戦。

 両校は5年前にも初戦で対戦しており、この時は選抜優勝の浦和に
対し育英が壮絶な打ち合いの末に11-10でサヨナラ勝ちしているの
だが予選6試合で60得点を挙げた浦和打線を育英投手陣が継投でど
こまで抑えられるか。

 第1試合は両校とも2年連続出場で強力打線は健在で、特に二松学
舎は予選のチーム打率が4割を越えており打ち合いが予想されるが
勝者のメンタリティは広陵の方が強いので二松学舎は早めにリードし
たい。

 第3試合は初戦で藤蔭に快勝した星稜と中央学院に競り勝った済美
だが、済美が1枚エースなのに対し星稜は複数投手を備えているのを
考えると星稜有利か。

 第4試合はけ慶應の投手陣と初戦の山梨学院戦で14-12で打ち勝
った高知商打線というのが焦点か。
 
 第1試合:二松学舎大付 5-2 広陵

 1回に二松学舎は1番と3番がヒットで1アウト1・2塁から4番の
2ベースで先制すると、広陵も4回に1アウトから死球とヒットで1・2
塁とし8番が歩いて2アウト後1番のタイムリーで1点返し5回には
3番のHRで2-2と追い付く。

 その後は膠着状態になるのだが7回に二松学舎は7番がヒットで出塁
しバントが野選となり9番のバントで2・3塁に進めると、1番の2点タ
イムリーと死球などで1・2塁から4番のタイムリーで一挙に3点を勝ち
越すとこれが決勝点となり広陵を振り切った。

 広陵にとって誤算だったのは前半の3回までランナーを出しながら
点が取れず特に2回に4番が2ベースで出塁したもののバントがフラ
イになってランナーが飛び出し併殺、直後に6番が2ベースと攻撃が
チグハグで3つの併殺を喫し試合の流れを切る形になってしまった。

 第2試合:浦和学院 9-0 仙台育英

 1回に浦和は1番が歩き3番のヒットなどで2アウト2・3塁から5番の
2ベースで2点を先行すると、3回にも1番&2番の連続長打に振り逃げ
で4-0とリードを広げる。

 以後は両投手が踏ん張り‘次の1点’が焦点になっていたが8回に
浦和が3番のHRで5点目を挙げて勝負をほぼ決め、以後も踏ん張って
来た育英の2番手・大栄から4安打を集中しエラーも絡めて9-0とし
快勝。

 育英も1回に2つの死球に盗塁を絡め1アウト1・3塁のチャンスを
作るが2者連続三振で得点できなかったのが響き、4人の投手の前に
4安打に抑えられ完敗。

 1回にせめて1点でも入っておけば違った流れになったのだろうが、
いかんせん浦和の投手陣がここまで好調とは思わなかった。

 第3試合:星稜 11⑬13 済美

 1回に星稜は2番がヒットで出塁し3番が歩いて1・2塁から4番&5番
の短長打に7番&8番の短長打と打者一巡の猛攻で5点を先行し3回には
3ベースで出塁した4番が暴投で返り6点目が入ったのに対し、その裏
に済美も9番&2番の長短打で1点を返す。

 5回にも相手エラーで1点を加え星稜の楽勝かに見られていたのだが
8回に済美は9番の死球を足場に1番&2番の連打で1点を返すと1アウト
後4番&5番の連打に死球で押し出しとなり7-4になり、2アウト後8番
の2塁への内野安打で2者が返り1点差とすると9番が3ランを放ち逆転。

 それでも星稜は9回に1アウト後3番以下の3連打で1点差とし、更に
2アウト後7番がレフト前に落とし9-9の同点で延長へ。

 12回に1アウト満塁のピンチでカウント3-1から共に連続三振で凌
いだ星稜はタイブレークとなった13回に2つ目の内野ゴロが野選にな
り1点勝ち越すと、更にスクイズで11-9とするのだが済美は9番がバ
ントヒットでノーアウト満塁から1番がポールに当てる逆転サヨナラ
満塁HRという劇的な結末となった。

 星稜にとって痛かったのはエースの奥川がアクシデントのため4回
で降板した事になるのだろうが、両校の素晴らしい粘りが名勝負を
作り上げた形だ。

 第4試合:慶應 6-12 高知商

 1回に高知が1番&2番の短長打で先制すると、その裏に慶應も1番が
ヒットで出塁すると2番が死球の後3番&4番の連打で追い付くと、更に
5番のタイムリーで逆転する。

 しかし高知は直後の2回に7番が歩き暴投とバントで1アウト3塁から
9番の三振振り逃げで1・3塁とし1番の投ゴロ悪送球で追い付くと2番
&3番の長短打にエラーが絡み5-2とすると、更に2アウト3塁から5番
のタイムリーとエラーで1・2塁から7番の2ベースで2者が返り一挙7点。

 これで完全にペースを掴んだ高知は4回にも4安打に死球や暴投に犠
牲フライなどを絡め4点を加え勝負を決めた。

 慶應も5回に2ランで9回も3安打に犠牲フライで2点を返すが2回の
7失点があまりにも大きく大敗。

 惜しむなくは1回に死球を挟んで5安打を集中しながら2人がホーム
でアウトとなり2点で止まった事で、最低でも3・4点入っていれば流
れも変わった可能性もあるので取れる時に取っておかないと厳しくな
るという事だろう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (imapon)
2018-08-14 06:25:37
第3試合 8回裏の途中からなんとなくながら見してたんですが一気に引き込まれちゃいました。
100回の歴史で史上初ですか。
タイブレークだと少し飛び出す確率上がるわけで
逆転満塁サヨナラタイブレーク本塁打と呼んではどうでしょう。
今後、タイブレーク突入前に飛びだす事あるでしょうか。何時の日か出そうな気がしますけど史上2度目と言われるんですね。

 
 
 
まったくです (こーじ)
2018-08-15 22:38:36
>imapon様
 星稜の楽勝か?と思って見ていたら、意外にもでしたからね。

 タイブレークでの満塁HRは出やすくはなりますから、
注釈付きなどといわれるかもしれません。

 
 
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