仮面ライダーの守る対象がスケールダウン

　我が家の子供達をカラオケに連れて行くと必ず歌うのが仮面ライダー系。

　私が例によって昭和ライダーの挿入歌を中心に歌い主題歌などはメドレーで
歌っていたら息子達も一緒に歌い始めたのだが、長男が意外な事に気付いたの
だった。

　それは仮面ライダーの歌詞で守るものの対象が小さくなっている事。

　ご存知1号ライダーのOPであるレッツゴー・ライダーキックでは‘世界の平和を
守るため～’と歌われているが、ストロンガーになると‘守るぞ、平和を日本の～’
となぜか守る対象が‘世界’から‘日本’にスケールダウンしていた。

　更に平成になると敵キャラが世界征服というような具体的な目的が語られない
ため守る対象が とりあえず‘人類’と曖昧になっていたのだが、Wでは‘風都’と
いう街の中のみでの戦いだったしフォーゼになると天の川学園が舞台になり
‘学園の平和はオレが守る’と弦太朗は いつも言っていた。

　そして遂にウィザードでは個人を絶望から守るという事になっている。

　まぁ1人を守る事が ひいては その地域、日本、世界を守るようになるのだろ
うが、フォーゼなど‘宇宙’を謳っているわりに守る対象は学園内のみと妙に現実
的なのだ。

　実はストロンガーのOPやEDを聞いた時に‘1号の頃に世界の平和と言っていた
のがストロンガーでは日本とはスケールダウンしたな’と思ってはいたが、平成に
なって更なるスケールダウンしているとは長男が言うまで気付かなかった。

　そういう突っ込み所を心得ている長男を改めて頼もしいと思う。