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ダイヤのAは名作である

 週刊少年マガジンで連載されている高校野球マンガ・ダイヤのAの
エースの第1部が先日終了した。

 主役である沢村栄純の青道が秋の東京大会で優勝し夏の予選決勝で
敗れた借りを返す形で春の選抜に出場し、明豊がモデルと思われる
宝明との対戦中に4-1とリードして沢村が7回途中から登板する場
面で終わる。

 私も毎回欠かさずに読んでいるが高校野球経験者から見ても、この
作品ぐらいストレスを感じずに読めるのは珍しい。

 というのもダイヤのAは最近の高校野球の実情をリアルに描いて
いる感じで、スポーツマンガ特有の大げさな描写がないのが好感を
持てるのだ。

 沢村が通う青道は東京の名門チームで、キャプテンやプレイボール
などの昭和の学生野球マンガなら青葉学院のような敵役の立ち位置の
チームが主役の所属チームなのだが昨今の甲子園常連校は こういう
感じのチームが多いのが現状だ。

 キャプテンなどのように才能に恵まれない者達が集まって夜も寝
ないで猛練習の末に青道のような名門校を倒すというのは理想では
あるが現実には厳しいわけだし、一方で各地から才能のある選手を
集めている名門校ならではの内情も詳しく描かれているので‘才能の
ある選手を集めているから強い'という論理を否定できるだけのもの
がある。

 またドカベンのような突拍子も無いスーパースターが登場するわけ
でもなく等身大の高校生ばかりなので登場キャラに思い入れをしやす
いし、練習内容なども時代に合っているので現役選手達も参考になる
事だろう。

 おれはキャプテンもだが甲子園に出場した時点で1部を終えたのを
見ると‘高校野球の醍醐味は予選を勝ち抜いて甲子園に出場するまで
が面白い’と語っていたドカベンの作者・水島新司の言葉を肯定する感
じである。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
タイトルは昭和っぽいですよね(^A^)〓 (なにわのヒバゴン)
2015-01-29 12:20:26
如何にも(夢のない?)現代的な野球マンガなんですね。ぜひ私も一度読んでみたくなりました。確かにキャプテンやプレーボールは雑草軍団がエリートを倒す涙&痛快さが我々庶民(^^)の心にフィットしましたが、現実的でクールな今の時代には間違いなく敬遠されるでしょうからね。ドラマティックであり得へん試合の連続だったドカベンの明訓高校も然り。次代にも語り継がれる(野球)マンガ隆盛を大いに期待しております☆
 
 
 
読めばハマりますよ (こーじ)
2015-01-29 22:42:54
>なにわのヒバゴン様
 今の作品は現実味がないと否定されますからね。

 エースと4番の一騎打ち的な描写も薄まってますから、
それでも人気があってアニメ化されてますので現代風とはこういう事なのでしょうね。

 これはボクシングでもはじめの一歩の人気があるのと
同じでしょう。 
 
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