影が薄いプロ野球・プレシーズンゲーム

 今年のプロ野球はパ・リーグが、3月20日に開幕するなど
昔より2週間は早まっている。
 そういうわけでプレシーズンゲームが、そろそろたけなわに
なってきている。
 ところが最近思うのだが、プロ野球のプレシーズンゲームの
影が妙に薄く感じるのだ。 理由の1つに地上波でのTV中継が、
ない事。
 

 例えば10年ほど前なら、2月の最終日曜日に横浜国際女子
駅伝が行われた後にジャイアンツの宮崎でのプレシーズンゲーム
2試合目のTV中継が行われていた。
 そして3月第1週は、熊本・小倉・福岡と3連戦をジャイアンツと
ホークスあたりが対戦しながら北上し、2週目は関西遠征となる。
 こうして徐々に開幕気分が高まってきていたのだ。

  もっとも、この頃は試合でも勝敗に拘るケースが けっこうあり
ファンも全く不思議には思わなかった。
 それどころか調子がいいと‘今年は、いける!’と妙に自信を持つ
ようになっていたのだ。

  翻って最近はプレシーズンゲームで勝っても騒がなくなったし、
そこそこ負けても批判を浴びなくなっていた。
 これはファンの多くがプレシーズンゲームを 主力選手の調整の
場と位置付けるケースが増えたものと思われるのだ。
 だからスポーツニュースを見ても試合展開については、無視して
主力選手の成績のみを報道するに過ぎない。
 昔は他にスポーツネタが、なかったのでプレシーズンゲームでも
OAがあるとTVにかじり付いて見ていたのだが、今は旬の競技が
多く調整試合に過ぎない試合を チンタラ見ていても仕方がないと
思う。

 これはファンをはじめ、野球を取り巻く連中の意識が替わった
からでもある。
 調整試合に過ぎないプレシーズンゲームの影が薄くなるのは、
ある意味歓迎すべき事だと思うのだ。
 ただ主催チームは願わくば、プレシーズンゲームの入場料を
レギュラーシーズンの値段の半額以下にして欲しい。
 公式戦に近い額のチケットを わざわざ買って見る程の事では
ないのがプレシーズンゲームなので、そういった値段のチケットは
ぼったくりも同然なのだから。  

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