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自衛隊のムチャ作戦

 ゴジラシリーズや、ガメラシリーズでは必ずやられ役
として自衛隊が登場する。
 基本的に戦車隊や戦闘機部隊などの通常兵器で攻撃を
加えるのだが、まず通用しない。
 そこで怪獣達の属性をもとにした作戦を立案する。
 これが意外に楽しみなのだが、わりあいここで善戦す
るのだ。

 例えばゴジラは、54年版では上陸を防ぐのに5万ボルト
の高圧電流の鉄条網を張って迎え撃ったが、あっさりと
突破されてしまう。
 そこでキングコング対ゴジラでは、中禅寺湖畔でキング
コングを撃退したゴジラを首都圏に入れないため100万ボル
トの高圧線を張り巡らせる。
 これで一応ゴジラは、進路を変える。

 モスラ対ゴジラでは、高圧鉄塔のポールから3000万ボルト
の高圧電流を放電。更にヘリで鉄条網を被せて通電させると
いう作戦。
 さすがのゴジラも、のた打ち回って苦しむ。
 ところが、なかなか倒せないので電圧を上げさせる。
 そこで「限界です」というのを無視して電圧を上げさせ
たのだが、当然のようにケーブルが電圧に耐えられず焼け
切れてしまう。
 これで息を吹き返したゴジラは、高圧鉄塔を熱線で溶か
して作戦は失敗する。

 一方ガメラシリーズでは、ガメラ対ギャオスでギャオス
対策本部の展望台が回転するのに目をつけ展望台の上に
ギャオスが好む人間の血液そっくりの液体を備え付ける。
 そして夜明けに噴霧してギャオスを誘い出して展望台に
拘束する、ここで展望台を高速回転する事でギャオスの
三半規管を狂わせて苦手な太陽光線を浴びせ倒す計画だ。
 作戦通りギャオスは展望台に取り付いて、高速回転で
目が回り作戦成功に思われたのだが回転を上げた結果、
機械がオーバーヒートして回転が止まり作戦は失敗。

 こうしてみると、自衛隊もしょせんは軍隊。
 ‘これ以上は無理’というのに、強引に作戦を決行して
当然のように失敗していた旧日本軍のDNAを受け継いでいる
としか思えない。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
Unknown (TRS)
2007-11-30 05:21:41
現実と架空をごっちゃにしすぎなこと言われてるとゲーム脳なんて下らん思想がまた吹き返すから程々にな
あんたが平和団体で自衛隊批判したいだけだというならもうどうでも良いが
映画で普段精鋭となるのが弱くなるのは基本だろう
ザロックでは精鋭シールズがあっさり全滅した
警官物でも現実なら懲戒免職ものの警官が大活躍し精鋭FBIはグタグタまたは悪もんレベルにまでなる
他にも探せばいくらでもある
映画は日常とは逆な感覚で構成されてんのさ
 
 
 
それは分かってますよ (こーじ)
2007-11-30 23:37:21
>TRS様
 私自身、自衛隊が登場しない怪獣映画は面白くないと思ってます。
 彼らの作戦も、通用しないまでも前記した作戦で
善戦してますね。
 ただツメの部分で、まるで帝国陸軍のようなムチャな事をやっていると思ったのです。
 ゴジラの関沢新一氏や、ガメラの高橋二三氏も当時の自衛隊にあったと思われる‘旧日本軍の体質’を批判したかったのではと思ってますよ。
 平成シリーズになってからは、そこまでムチャな
作戦を見ないので上げてません。
 
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