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宇宙戦艦ヤマト2199・1話レビュー

 宇宙戦艦ヤマト2199が終わって1週間が過ぎ未だに余韻が残っている中で
2199を振り返って行きたい。


 リアルタイムで旧作を見ていた我々は どうしても比べてしまうのだが旧作に
比べ特にガミラスの登場人物が多いので、リアルタイムでレビューを書くのは
厳しいものがあった事から一旦 全話を見終わってから書く事にしていた。


 1話は旧作同様 冥王星海戦からスタートし古代と島がヤマトの残骸を発見する
ところで終わるのだが、旧作での冥王星海戦が地球人類の存亡を賭けた最後の
大勝負だったのに対し2199の場合はサーシャの乗った宇宙船の到着をガミラス
サイドから逸らすための陽動作戦だった事。


 当初ヤマトは旧作でも遊星爆弾による爆撃で人類が住めない環境になった地球
から第2の地球に移住するために改造されたという設定だった。


 それを2199ではイズモ計画と称したのに対しイスカンダルへコスモリバース
システムを受け取りに行く計画がヤマト計画だったわけで、旧作ではサーシャが
スターシャからのメッセージと波動エンジンの設計図を持って来たのに対し今回は
波動エンジンのコアをサーシャが持って来るものの火星に不時着して亡くなると
いう旧作と同じ結末になる。


 冥王星海戦では地球側の艦船に名前が付けられ沖田艦が指揮する旗艦が
キリシマで巡洋艦はムラサメ、古代守が艦長を務める駆逐艦は旧作同様ユキカゼで
キリシマ同様全滅するのだがユキカゼが特攻する場面では古代守以下乗員達は
‘銀河航路’を歌いながら敵中に突入して行くのが多少違う。


 意外だったのはキリシマに収容されて帰還した古代進が沖田に対し兄を盾にして
戻ったと誤解してわだかまりを持つシーンがない事で、自らの教官だった土方が
いたからという事だろうか。


 そしてガミラス空母が侵入した時に古代は島と共に旧作では偵察機で飛び立つ
のに対し2199は加藤三郎の愛機で飛び立つのが違うだけで、そものの不時着
させ夕日の中で戦艦大和の残骸を見つけて終了というのまで同じだった。


 旧作と違い地球サイドだけでなくガミラスサイドの登場人物も多いので26話
以内に収まるだろうかというのが最初の感想だったが、やはり導入部である1話
だけは旧作同様 冥王星沖海戦=メ号作戦から戦艦大和の残骸発見で終わる
フォーマットは崩せなかったのだろう。

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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それは (こうちゃん)
2013-10-09 00:40:27
あのヤマトの残骸シーンを外してはヤマトにならないでしょう。旧作ファンからブーイングの嵐を浴びるだけ。沖田艦長と古代進の蟠りのシーンは、病院で詰め寄ったくらいに止めて置かないとダメでしょう。蟠りを持ったままでは、指揮系統が機能せずに自滅しかねないからではと推測出来ます。だから、沖田艦長が艦長室に古代進を呼び、兄を死なせてしまったと詫び、戦術長の要職に就かせる事でそれを回避したと言う展開にしたのでしょう。古代と島が搭乗した零式空間52型戦闘機"コスモゼロ"は加藤の愛機ではなく、ヤマトに搭載させる為に製造された艦上戦闘機で、最終調整とメンテナンスの為に武装を外されていた筈です、恐らくは。量産が間に合わす2機の搭載になったのはそういう背景があったから。加藤の愛機ならば、"それは俺のだ"と言うニュアンスを漂わせるセリフがあるはず。だから、加藤の愛機は専用のカラーリングのされた、99式空間戦闘機"コスモファルコン"なんだと。
 
 
 
なるほど (こーじ)
2013-10-09 23:06:20
>こうちゃん様
 やはり大和の残骸は象徴ですからね。
 これなしでは、ヤマトの世界は始まりませんからね。

 加藤は既に航空隊リーダーの自覚大いにありですし、
この時点では古代や島は単なる部外者でしたしね。

 加藤の愛機を乗っ取ったならば、あれでは済まなかったでしょうね。
 
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