少数精鋭のエリート主義よりもプロ化が正解


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/thedigestweb/sports/thedigestweb-66405

 最近WBCをはじめとしたスポーツイベントで韓国の苦戦が続いて
いるようで、なにかと日本に対する敵愾心を燃やす韓国メディアが
現状を嘆く記事がネットを中心に目に付く。

 実は31年前のバルセロナ五輪の頃に日本が苦戦がちだったのに対
し韓国は好成績を残していたのだが、その頃に何かの番組で日本の
スポーツが不振の原因をアメリカやイギリスあたりと韓国の3ヵ国の
関係者から聞くという企画があった。

 欧米の関係者からの提言は‘トレーニング方法が時代遅れになって
いる’や‘資金的に恵まれてない’的なコメントがあったのに対し、韓国
サイドからは‘ハングリー精神が足りない、日本は豊かになり過ぎた’
と語っていたのを思い出す。

 思えばバルセロナ五輪が行われた頃の韓国は4年前のソウル五輪で
国を挙げて強化したおかげで過去最多のメダルを獲得していた残照
が残っており、日本に例えれば64東京五輪後の68メキシコ五輪状態
の頃だから好成績を残せる土台があった。

 一方の日本は88ソウルの頃は64東京の遺産を食い潰し共産圏や
西側諸国のプロ化の波に乗り遅れている中、国を挙げて強化して
対抗した韓国にも勝てなかったのではないか。

 あれから30年以上経った現在サッカーやラグビーなどのボール
ゲームに競泳や陸上でも日本もプロ選手が増えて来たわけだが、
プロ契約すると自らの体が資本になるため競技に集中するし新た
な理論なども貪欲に取り入れる選手が増えてきたし各競技団体も
若年層の競技人口を増やし選手層を厚くする方針を取っていた

 30年前なら考えられなかったMLBや海外サッカーリーグにW杯
での活躍などを見ると、そういった強化の賜物ではないかと実感
する。

 もっとも30年前の私の周りの年配者は‘プロ化より韓国のように
少数精鋭でエリート強化し、結果を残した選手を国を挙げて保証
しないと勝てない’と主張する人が多かったのも事実。

 そういう方々もやたらとハングリー精神云々と言っていたが、
30年経ってその答えが出たのではないかと思う。

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