ミラーマン22話：月面怪獣キングワンダーとの死闘

　空を飛べないミラーマンが月面に侵略の前線基地を築くべく地球の月面基地を
破壊するために送り込まれた怪獣・キングワンダーに対し空を飛べないミラー
マンが人工衛星を使って月に飛んで戦うという要素と、闘病中の子供を励ます
ために心の支えである月の石を取りに行かないといけないという2つの要素が
ミックスされたGW中ならではの作品。

　ゲストにウルトラセブンでマナベ参謀を演じた宮川洋一が心臓病の正幸少年の
担当医として登場している。

　月面に降下した物体はインベーダーが月面基地破壊のために送り込んだ怪獣
キングワンダーでSGMは防衛軍に第1級スクランブルを要請し、月面基地を襲撃
するキングワンダーに大型ミサイルが撃ち込まれる。

　一方 心臓病で国立病院に入院中の正幸少年が新聞社に「入院中で動けない
自分に代わってミラーマンに会って月の石を持って来るように お願いして欲し
い」という手紙が届き、それを受けた京太郎は正幸少年を見舞うのだが両親が
交通事故で亡くなり体が衰弱しているので心臓病の手術に耐えられるかという
話を聞き願い通り月の石を持って来ると約束したのだった。

　しかしミラーマンにとって真空状態の月で どれぐらいの時間に留まれるか？
長距離の空間移動に耐えられるか？という2つの不安要素を御手洗博士から
提示される。

　その後 容態が悪化した正幸少年が緊急手術を行って成功したものの体の
衰弱が激しく朝まで持つかどうか分からないという話を聞くのだが、おりしも
大型ミサイルを直撃されたキングワンダーは生きており月面基地に向かって
進撃を開始していたのだ。

　京太郎は月への旅を決意しミラーマンに変身して人工衛星の反射を利用し
月面に到着するとキングワンダーと真空状態の中で戦い始め苦戦を強いら
れる。

　しかし何とかシルバークロスでキングワンダーを倒すと地球に戻った京太郎
が危篤状態に陥った正幸少年に月の石を握らせると奇跡的に快方に向かった
のだった。