今から50年前の今日67年7月2日にOAされたキャプテンウル
トラ12話・バンデル星人を撃滅せよで、キケロ星人・ジョーは
宿敵のバンデル星人を全滅させ故郷の星・キケロ星に帰還した
のだがジョーを演じていたのが若き日の小林稔侍である。
つまり小林稔侍がキャプテンウルトラを卒業したわけだ。
キャプテンウルトラは前半が太陽系への移住を狙うバンデル
星人との戦いで、13話以降の後半は毎週新怪獣が続々登場する
シリーズという形に色分けされ主題歌も前半がキャプテンウル
トラで後半は宇宙マーチになっていた。
キケロ星人のジョーは幼少の頃に地球人から拾われて育った
わけで特徴としては体を丸めて岩のように変形したり、その状
態から貝殻のように小さくなる事も可能というキャラでシュピ
ーゲル号に搭乗し分離の際は2号機に乗り込んで戦う。
シュピーゲル号が分離して戦う場合は1号にキャプテン、3号
はロボットのハックとジョーを含めたトリオは定番化していた
だけにキケロ星に帰還という結末にはガッカリしたものだが、
実は子供達へのアンケートではジョーは不人気だった事から2
クール目からの設定変更を機に降板となったらしい。
そういう意味では何とも残念な話ではあるが91年頃にOAされ
た とんねるずのみなさんのおかげですでコントとして‘キャプ
テンウルタカ’が作られた時に石橋貴明がキャプテン、木梨憲
武がロボットのハックを模したノックを小林氏がジョーを演じ
たのは妙に嬉しかったわけだし‘小林稔侍の誇りを守るため’
と歌われる替え歌にも妙な感慨深いものがあるのだ。