ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
侍ジャイアンツの最終回から40年
今から40年前に連載&OAされていた侍ジャイアンツはアニメ版は
今日が最終回だったのだが、野球ビギナーだった我々にとって貴重
な作品だった。
主役の番場蛮が繰り出すハイジャンプ魔球や大回転魔球をライバルの
眉月光や大砲万作にウルフ・チーフらのライバルが鎬を削るというのは
巨人の星の流れを汲んでいるだけでなく、特に原作では実在の現役選手
達までが登場するので当時 野球を見始めた私達にとって他のチームの
選手の名前を覚える早道だったのだ。
今と違って衛星放送もない時代のプロ野球中継はジャイアンツ戦が
中心だったので王貞治や長嶋茂雄に柴田勲、高田繁、堀内恒夫らジャイ
アンツの選手の名前は分かっていた。
ところが対戦相手といえばタイガースの江夏豊と田淵幸一ぐらい
しか知名度がなく、特にパ・リーグはおろかドラゴンズやホエールズ
の選手名すら知らなかったのだ。
それを教えて?くれたのが侍ジャイアンツの原作で試合前のオーダー
表などが載る事も多々あり、特に73年10月29日に甲子園で行われた
セ・リーグ130試合目のタイガースvsジャイアンツ戦のオーダーや
試合展開までがトレースされていたのだから嬉しかった。
星野仙一・平松政次・山下律雄・松岡弘らの名前は侍ジャイアンツで
覚えたし、原作のみ登場のハラキリシュートをHRするのがカープの
衣笠祥雄というのも今となっては感慨深い。
現役選手がマンガやアニメに本人役で登場すると読者や視聴者も
実在の選手に対して親しみを感じるしビギナーの子供達は選手名を
覚える事ができるわけだが、最近は肖像権の問題なども絡むからか
実在の選手が登場しないケースが ほとんどなので子供達が野球を
見始めるとっかかりがないと思う。
それを考えると我々は いい時代に野球を見始めたと思うのだ。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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まさしく侍ジャイアンツは巨人の星の明るいバージョンですね。
江夏は73年の10月11日の試合で登板したり、翌日の試合で田淵相手に蛮が分身魔球を使ったりとタイガースの
メンバーは印象深かったです。
また野村監督の嫌らしさがしっかりアニメ版では扱われているのが特徴的で、作り手が実際の選手のキャラをわきまえていたという事になりますね。