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蔵前国技館最後の場所から40年

 今から40年前の昨日84年9月23日に行われたのが、大相撲秋場所
千秋楽で前頭12枚目の多賀竜が優勝し蔵前国技館で行われる最後の
優勝者となった。

 蔵前国技館は大相撲では初場所・夏場所・秋場所と東京開催場所
の会場だったが、老朽化から翌85年初場所から両国国技館で開催さ
れるため84年秋場所が最後の場所となった。

 この場所は前場所・名古屋場所で全勝優勝を果たした大関・若嶋
津の綱取りが最大の注目だったのだが、先場所で新入幕を果たした
小錦が旋風を巻き起こすなど大活躍していた中で伏兵である平幕の
多賀竜が優勝するとは思わなかったのだ。

 大関・若嶋津は6日目に関脇・大乃国に敗れたものの1敗で前半を
終えていたのに対し多賀竜は全勝で6日目に前頭6枚目の小錦に勝ち
中日を全勝で終え、優勝争いのトップに立っていたが何せ小錦が上
位に勝ちまくっていたため当初は目立たなかった。

 9日目に敗れた多賀竜だが11日目に大乃国に勝ったのに対し若嶋
津は12日目に小錦に敗れたため多賀竜が単独トップに立ち、2敗で
小錦が追う展開で迎えた千秋楽では小錦が琴風に敗れたため多賀竜
も朝潮に敗れたものの13勝2敗という形で多賀竜の初優勝が決まった。

 とはいえこの優勝で小結に昇進した多賀竜だが次の九州場所では
6勝9敗で負け越して三役から陥落し、以後も幕内での2桁勝利は1度
もなく91年夏場所で引退となった。

 ちなみに相撲マンガのたり松太郎では、主役である平幕の坂口松
太郎が佐賀竜(多賀竜?)錦山(小錦)貴嶋津(若嶋津)千代の国
(千代の富士)に勝って蔵前国技館最後の場所の優勝者になっている。

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