西岡良仁のトップ50突破を喜ぼう

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https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-sp-tp0-200224-202002240000134

　先週フロリダで行われた男子テニスのデルレービーチOPの決勝で
日本の西岡良仁はライリー・オベルカと対戦し、5－7・7－6・2－6
のセットカウント1－2で敗れ準優勝に終わったものの17年3月に記録
した自己最高の世界ランキング58位から一気に48位入りしたのだ。

　身長170㎝の西岡と2ｍを越すオベルカとの41㎝もの身長差が話題
になったのだが、第1セットを落としたものの第2セットをタイブレー
クの末に取り迎えた第3セットの第1Gでサービスゲームをわらず落と
して流れを手放す事になってしまった。

　優勝は逃したがファイナリストになった事で世界ランキングは63
位から一気に48位に上がり日本人選手では錦織圭をはじめ添田豪に
杉田祐一、松岡修造に続く5人目のトップ50以内になったのだ。

　最近の日本テニス界では女子が大坂なおみの世界ランキング1位
に入る活躍で活気付いている一方、男子はエースの錦織圭が30歳を
越えて一時ほどの期待ができにくくなっているのでポスト・錦織の
登場が待たれている。

　他の日本人選手を挙げてみると杉田祐一と伊藤竜馬は錦織の1つ
上の32歳になるので20代といえば28歳になる内山靖崇やダニエル
太郎らがいるが、そんな中で西岡は今年25歳という若さだから十
分にポスト錦織の座は狙えると思う。

　もともと14年のアジア大会で優勝し注目されていたのだが17年
に世界ランキング58位に上げた直後に左膝前十字靭帯断裂の大ケ
ガでツアーを離脱した事でランキングを大きく落としていたの
だが、昨年は全豪・全仏・全米で1勝づつ挙げるなど復調の兆し
を見せており11月のデビス杯でも錦織の代わりにエースを務め
初戦のフランス戦ではガエル・モンフィスにストレート勝ちす
るなど期待に応えていた。

　そして今年の全豪でも錦織や松岡修造ら以来の2勝を挙げてラ
ンクを少しづつ戻していたが、遂にデルレービーチOP準優勝で
トップ50入りを果たした。

　東京五輪の出場枠は56だから56位以内に入れば出場できるの
で、このまま順位をキープするどころか更にランクを上げ少し
でも上位シードで臨んで欲しいと思う。