ウルトラマンレオはスタッフの実験の場でもあった

 ウルトラマンレオは残念ながら昭和のウルトラで最も人気が低迷
した作品ではあったが、ウルトラの王道パターンの大事さを改めて
認識させてくれた作品でもある。

 ウルトラシリーズの素朴な疑問としてウルトラヒーローに変身
するキャラは必ず防衛チームの隊員だが、その組織の攻撃は
劇中で
殆ど敵に致命傷を与える事もなく完全にやられ役としての
存在だっ
たので いてもいなくても一緒と思っていた人は多いだろう。

 それをレオでは円盤生物編の最初にシルバーブルーメの襲撃で
防衛チーム・MACが壊滅し、その後は美山一家宅に居候して円盤
生物と戦う事になるのだが やはり防衛チームが登場しないウル
トラは違和感があった。

 光線技も然りでタロウが光線技を使いまくっていた事から差別
化するためか、当初は光線技を使わずに打撃技で倒すという設定
があったのだが やはり違和感はぬぐえなかった。

 それを考えると80以降のウルトラでは どんなに弱くても防衛
チームは必ず登場していたし、光線技を使わないウルトラヒー
ローは皆無だ。

 やはり何事もなくなるとありがたみを感じるわけで、そういう
意味ではレオは偉大なる実験作品という見方もできるわけだ。

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