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こーじ苑
ザック・ジャパン終戦!
日本は1次リーグ敗退=コロンビアに完敗、C組最下位―W杯サッカー〔W杯〕(時事通信) - goo ニュース
日本時間の今朝行われたブラジルW杯グループステージ最終戦で
日本はコロンビアに前半終了間際に追い付いたものの、後半3失点し
1-4で敗れ1分2敗のグループ最下位での敗退が決まった。
この試合に勝ってギリシャがコートジボアールに勝つか引き分け
れば勝ち抜ける状況だったので、メンバーを入れ替えて連携が整わ
ないたコロンビアならば勝つしかない状態で開き直った日本の攻撃
サッカーが通用するのではというのが希望的観測だった。
そして今野のPKで先制されても前半終了間際に本田のクロスを
岡崎がヘッドで決めて追い付いた時にはギリシャがコートジボアー
ルをリードしていたので‘いける’と思ったのだが・・・・・
4年前の南アフリカ大会では土壇場で自分達の積み上げてきたスタ
イルを土壇場で捨て しっかり守ってカウンターを狙う戦い方にシフト
チェンジしベスト16入りしたものの、本田や長友らは自分達のサッカ
ーができなかったと悔いを残し4年かけて自分達で主導権を握って戦う
スタイルを志向。
アルベルト・ザッケローニ監督も同じ考えだったし折りしも本田や
香川に長友、岡崎など この4年間で海外で活躍する選手が増えた事も
あって‘4年前の忘れ物を取りに行く’的な感じで4年間を過ごした。
その成果はアジア杯を制し最終予選も5勝2分1敗の好成績で突破
すると昨秋のヨーロッパ遠征では4年前に粉砕されたオランダと引き
分け、ベルギーには逆転勝ちするなど大きな進歩を見せていた。
しかし その反面 攻撃志向が強いため‘肉を切らせて骨を絶つ’と
いうイタリア人が指揮しているチームとは思えないスタイルになって
いたので、今回のW杯では‘上手くいけばベスト8も夢ではない反面、
下手すると3連敗で終戦’という明暗が分かれやすい結果になると予想
していたので悪い面が出てしまったという事だろう。
ちなみに2位抜けしたのは終了間際にPKで1点を挙げてコートジ
ボアールに勝ったギリシャでコロンビア相手の初戦を0-3と完敗した
後に見事にチームを建て直していた。
結果的に日本戦で退場者を出しながら10人で引き分けに持ち込んだ
のが効いたわけだ。
たしかに自分達の理想のスタイルは大事ではあるものの、それのみに
特化した戦い方は柔軟性を欠き本番では勝てない可能性が高い。
とりあえず今大会は自分達のスタイルに特化したチームを作った末の
結果だから仕方ない面はあるものの、この敗戦を糧にして4年後&8年後に
通じるチーム作りをして欲しいし自分達のスタイルを貫く事にのみ拘る
チーム作りは今回で終わりにするべきだろう。
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こーじさんが「日本サッカーの危うさ」の項で書かれていた「自分たちのスタイルに拘るあまり戦術の変更に対する柔軟性のなさ」が今大会でも浮き彫りになりました。
育成の段階から柔軟性と戦術の多様性などを教え込まなければ、この失敗は繰り返されるでしょう。
育成の方針も「巧い選手」を重視する傾向があるようですが、「凄い選手」になりそうな大柄な選手を発掘することもJFAには考えてほしいですね。今後、必要な選手は「巧い選手」よりも「凄い選手」です。
それと外国の代表チームのように、海外で生まれ育った日本人の血を引く選手を発掘することも必要かもしれません(実際にアンダー世代では、イギリスで生まれ育ったサイ・ゴダード(母親が日本人)という選手がU-16日本代表に招集されています)。
異文化で育った選手ならば、この閉塞感を打破できるかもしれません。ただ日本の選手との「融合」に失敗した場合は、その選手を失ってしまう恐れがある「危険な賭け」でもありますが・・・。
コンディショニングとピーキングも南アフリカW杯の成功例と昨年のコンフェデ杯で得た教訓は全く生かされることなく、今大会もドイツW杯同様に完全な失敗に終わりました。海外組の中心選手のコンディションが悪すぎたことも敗退の一因で、海外組と国内組のコンディションがバラバラというのも海外でプレーする選手が今後も増えていく以上避けられない課題です。
今大会のグループリーグ敗退で、早くもロシアW杯への4年間が始まりました。ロシアW杯では「北京世代の高齢化」は避けられない課題なので、アンダー世代の選手発掘と育成の方針を見直さないと、未来が開けることはないでしょう。A代表は2015年のアジアカップが控えているので、新監督と共に失った誇りを取り戻す事からロシアへの道を歩んでほしいものです。
もし参加していたら、日本は初戦でコロンビアと対戦したんだよな。
よりによって、辞退した日本の代替で出場したのが、今大会で大躍進したコスタリカだから余計にそう思うよ(コスタリカはコパアメリカには実質的なU22代表チームを派遣して1次リーグで敗退したが、このメンバーからは5人が今回のW杯に選ばれている)。
ちなみに、他の大陸選手権に招待参加する場合は海外組に対する拘束力は無い。
しかし、その状況を逆手にとって国内組を参加させていたら、例え南米の強豪に完敗したとしても、彼らにとって非常に有意義な経験となっていたからだ。
もし、齊藤学とW酒井らがコパアメリカに出ていればこの経験が血や肉となり、今回のW杯は未出場に終わってなかったかもしれない。
震災の影響でコパアメリカを辞退したのはやむを得ない判断だったが、昨年からFIFAが「同一年に2度の大陸選手権には出場できない」と規約を改正した為、残念ながら来年のコパアメリカには日本は出られない。
仮に出られたとしても、来年からJリーグは2ステージ制へと変更されるから日程的にほぼ無理だ。
それだけに、本当に3年前はもったいないことをしたと痛感させられるよ。
面を代えても、踊り子が変わらない限り、ね。この4年間、何をしてきたのだろう?。監督や選手のみならず、協会そのものの総合的な改革が必要。いや、日本の島国根性を捨て去る事からやらないと無駄な歴史を繰り返すだけだよ、多分。
相撲でも自分の型に拘るあまり戦いの幅がモンゴル人力士に比べてないというのが日本人力士の優勝できない原因だと個人的には思ってますが、ザックジャパンもその負の連鎖に嵌った形ですね。
サイ・ゴダードの例はバレーで言えば堀江陽子を思い出しますが、バレーは大失敗しましたよね。
コンディショニングは南アフリカで成功したし、その
方針をザックも尊重していたようなので安心していたのですが海外組のコンディションが上がらないというのは
最大の誤算だったのかもしれませんね。
こういうところが新たな課題ですし、これからの日本のレベルアップには避けて通れないポイントでしょうね。
とりあえず選手のレベルは海外組の数から歴代でも最高だったとは思いますけど、彼らをベストコンディションで試合に臨ませるノウハウがまだまだだったという事もありますね。
これは新たで厄介な課題でしょう。
少なくともメンバーの3/4が海外組(チームでレギュラーです)ぐらいにならないと世界では勝てないと思いますので、それゆねの課題が出てきますね。
協会もそろそろJリーグ世代がトップに来るでしょうから、それぐらいにならないとアマチュア時代の連中の支配では無理かもしれません。
私もそう思いますよ。
当時コパアメリカには何としても参加させるべきと書いていたのですが、協会はJリーグの日程を優先させてしまいましたからね。
いくらJリーグと代表が車の両輪といっても代表が最高の経験を詰むチャンスをみすみすドブに捨てた感じでしたから。
そういう協会の内向きな姿勢が代表の強化を妨げたと
思ってます。