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‘稽古不足’に対する疑念

 今日行われた大相撲初場所の千秋楽で朝青龍が優勝決定戦の末に
勝って優勝した。 

 朝青龍は場所前の稽古総見で酷評されたが場所に入ると調子を上げて
いき、白鵬に本割りで敗れ全勝優勝はならなかったが決定戦では見事な
相撲を取った。 

 場所前に相撲通と言われる方々に言わせると‘あの稽古量では・・・・’
だった。
 実際に親方衆をはじめとした評論家達は成績が悪いと判で捺したように
‘稽古不足’と言うが、むしろ彼らの言い分の方に疑問を感じる。 

 たしかに猛稽古というのは絶対に必要だが、

オーバーワークというリスクが高い。


 ボクシングの世界フライ級王者の内藤大助は34歳。
 7月の防衛戦で大苦戦した原因はオーバーワーク。
 練習量を減らされて不安感から隠れて練習をしたのが原因だったらしい。 
    

 だから12月は しっかり休養を取って素晴らしい

内容で完勝したのだ。

 20代半ばを過ぎると体力は落ち気味になる。
 ましてや左肘を痛めている朝青龍にとって20歳前後のような猛稽古を
するとケガを悪化させるリスクが大きい。 

 若いうちに猛稽古を積む事は否定しないが、30歳近くなりケガを持って
いる力士が昔のような猛稽古をするというのは逆効果だと思うのだ。 

 不調の原因を何とかの一つ覚えのように

‘稽古不足’で一括りにしていると、

基礎体力の落ちた昨今の若手には逆効果では

ないかと思うのだ。 

コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )
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とにかく (屯田兵)
2009-01-25 23:06:06
舞の海と北の富士には坊主になってもらわないとね
 
 
 
Unknown (琵琶男)
2009-01-26 07:09:15
蓋を開けてみたら、なかなかの切れ味がありましたな。 徐々に調子を上げてくるとこあたり、流石だと思いました。 『固定観念=当て外れ』ですよ(笑)
猛練習よりも、『理にかなったトレーニング』が大事でしょうね。ホークスの、あの打者にも、そう言いたいです。(笑)
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2009-01-26 23:52:23
>屯田兵様
 どう弁明するか見ものですね。
 さすがに坊主にはならんでしょうが、信用を失墜させた事だけは間違いないでしょう。

>琵琶男様
 日本人は最初から最後まで好調でないと・・という感覚ですからね。
 ホークスの連中は朝青龍の爪の垢でも煎じて飲んでもらいましょうか。
 わが身も省みずに猛練習する事の無意味さを分からないとダメでしょう。
 
 
 
体を動かすばかりが稽古、練習ではない~! (なにわのヒバゴン)
2009-01-27 00:52:31
こーじ さん

初場所は最後まで盛り上がりましたね。何だかんだ言っても朝青龍の存在感は図りしれないくらい大きいです。不況の折、満員御礼の日も多かったですしね

場所前は朝青龍の稽古不足が懸念されていましたが、持ち前の負けん気と順応性の早さから従来の強さが日に日に戻った感があります。今まででも休場明けの場所を何度か制した過去があるだけに、気持ちと肉体のピークの持って行き方を熟知しているのではないでしょうか。稽古番数の少なさは長年の経験と陰での努力(ビデオで研究など)で十分補えるだけの大横綱ですからね

白鵬はいい経験をしたと思います。安定感では彼の方が勝っているように思いますが、ここ一番での集中力、爆発力をもっと身に付ければ朝青龍以上の大横綱へとのし上がれるのではないでしょうか‥☆
 
 
 
白鵬にとって (こーじ)
2009-01-27 23:19:22
>なにわのヒバゴン様
 白鵬にとっても将来のためには いい薬になったかも
しれません。
 朝青龍はどうしても勝ちたい時に立ち合いに変化したり蹴たぐりをしかけたりしますので、それへの警戒感から立ち合いの重心が高かったです。
‘しっかり組み止めれば大丈夫’と思っていたにも拘わらず負けてますからね。
 
 ちなみに瞬発系のトレーニングは長時間やっても意味がないという事は今では常識なのですからね。
 むしろ質が大事だと思ってますが。
 
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