初場所初日 白鵬は勢 日馬富士は栃ノ心 鶴竜は嘉風
明日から大相撲初場所が始まる。
昨年は横綱・白鵬の優勝回数が3場所で横綱・鶴竜や日馬富士に
大関に昇進した照ノ富士の4人が優勝力士になり、白鵬が秋場所
に途中休場し九州場所でも終盤に失速して優勝を逃すなど一時期
の絶対的な強さに翳りが見えている。
ただし九州場所の終盤の失速は秋場所を途中休場した影響だと
いう考えもあるので白鵬衰えたりという考えは早計だが、年齢や
長年1人横綱で頑張ってきた勤続疲労という要素もある事から
衰えが出始めてもおかしくないだけに まだまだ強さが続くのか
今年の優勝回数には大いに興味がある。
とはいえ鶴竜や日馬富士の両横綱の安定感も今ひとつで鶴竜
の優勝は白鵬の休場、日馬富士の優勝は白鵬の終盤の失速とい
う要素も割り引いて見る必要がある。
また大関陣で唯一の優勝経験のある照ノ富士は秋場所で膝を
故障したのが響いて九州場所では精彩がなかっただけに、膝の
回復具合が問題になるのだが大関陣の中で唯一横綱を狙えそう
な位置にいるだけに大いに気になるところ。
ケガといえば日本人ホープの遠藤も照ノ富士同様 膝のケガ
から精彩を欠いており、現在の日本人大関も稀勢の里をはじめ
横綱を狙える力士は皆無といったところ。
それを考えると今年の大相撲は白鵬の時代が続くのか?世代
交代が始まるのか?という焦点もあるので、今年の流れを作る
初場所の結果は要注目だろう。