電光超人グリッドマン視聴終了!

 4月から毎週月曜深夜にOAされていた電光超人グリッドマンが
12月30日深夜に最終回を迎えたのを先日ようやく見る事ができた。

 最終EPは前後編で最初は悪臭怪獣スカボーンがゴミ処理場のコン
ピューターワールドに侵入し焼却炉がゴミを焼く際に発生する悪臭
で街中を覆い尽くしたのだが、武史の怒りが暴走しグリッドマンと
交戦する事になっただけでなく倒されたので武史はカーンデジファ
ーから見限られてしまう。

 武史のパソコンのコンピュータワールドを占拠するとホストステ
ーションとし、世界中のコンピュータワールドを操るシステムを作
り上げ現実世界に出現しようとする。

 当然グリッドマンをしても歯が立たず一旦撤退するまでに追い込
むのだが、改心した武史が作り上げた破壊プログラムで形勢が逆転
し武史のパソコンのコンピュータワールドが崩壊する中で消滅する
という結末。

 1人の歪んだ心がカーンデジファーを呼び寄せるというのはウル
トラマン80前半のマイナスエネルギーが怪獣を呼び寄せる設定を
髣髴させるし、最終的に武史の改心でカーンデジファーを倒すと
いうのはこういった作品の王道的なパターンになっていた。

 思えばグリッドマンは昭和最後のウルトラの80から海外版のグ
レートを経てティガに移行する橋渡し的な作品になっているのが
分かるし、グリッドマンの中には以前も記したようにセブン的な
要素も入っているのだから悪い作品ではないと思う。

 しかも平成ではウルトラの冠が付いてない珍しい作品になって
いるので、ある意味で自由な発想で作れるという形になっており
中学生が主役という要素は意外に楽しめたし予算不足を逆手に取
ったコンピューターワールド内での戦いは後にネクサスのメタフ
ィールドに引き継がれていた。

 最近は何でも‘ウルトラ’の冠を付けないといけないので制約が
できるのを考えると、製作者達が自由な発想で作れた作品だと思
うのだ。

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