ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
大人と子供が楽しめる特撮作品を
正月休みに見たガメラ対バルゴンは冒頭にガメラを封印し火星に
向けて発射されたカプセルが隕石と衝突した事からガメラが地球に
再来すると、黒部ダムを破壊して火山噴火が始まったニューギニア
に向かい行方不明になってからバルゴンが出現するまで時間がかか
る。
これが当時の大映では‘メインターゲットの子供達が退屈する’と
問題になったらしく、次のガメラ対ギャオスは子供が主役的な立ち
位置になり子供が喜ぶような展開になった。
ところが4作目のバイラスから完全に子供向けになり怪獣同士の
戦いが冗長になってしまい、客層が子供向けになってしまったとの
事だったが実は特撮作品などをはじめとしてよくある問題のようだ。
そういえば30年前のゴジラVSビオランテでも宣伝を兼ねたオール
ナイトニッポンの中で、脚本も担当していた大森一樹監督が‘最初の
30分は怪獣が出ないけど絶対にガマンしてくれ’と語っていたのが印
象的だった。
そういえば特撮ヒーロー作品でも名作と言われているウルトラセ
ブンが予算の関係で円谷作品の中でもセブンと敵キャラが戦う時間
が最も短かったり、異形の敵キャラと戦わないEPまであるためドラ
マ自体は面白く大人が見ても面白く見えるのに対し視聴率的には苦
戦したというのも分かる気がする。
とはいえ当時の子供達が大人と一緒に楽しんで見ていたコンバッ
トは戦争ドラマながら戦闘場面は意外に短かったし、サンダーバー
ドを作っていた21世紀プロの謎の円盤UFOもUFOとの戦闘場面は短
く内容も難解なわりに子供達はしっかり見ていたので一概には言え
ないだろう。
特にセブンの人気があるのはやはり本編ドラマの面白さだし最初
に見て難しくても何度か見ているうちに内容が分かり始める事はよ
くある事で、確かにレンタルビデオやDVDのない時代は映画では難
しかったかもしれないが昭和の時代は再放送が何度もOAされており
今はレンタルビデオ&DVDがあるので何らかの大人向けSF作品は
作る事ができるのではないか。
‘子供しか見ない作品’や‘大人のみが楽しむ作品’というのも悪くない
が、やはり大人と子供が一緒に楽しむ事ができる作品こそが名作に
なると思うのだ。
« 貴重な正月休... | 電光超人グリ... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |