やはり激突！は面白い

　少し古いが 先日BSプレミアムでスティーブン・スピルバーグ監督
の激突！がOAされていたので、ついつい見てしまったのだがやはり
面白かった。

　平凡なサラリーマンのデイヴィッド・マンが商談のため商談のた
め車を走らせている最中に低速走行するタンクローリー型トレーラ
ーを追い越したばかりに煽り運転で付け狙われるわけで、コレを見
た後に低速走行するトラックを追い越すのが恐ろしくなるトラウマ
級の作品だ。

　今から50年以上前の71年の作品で昭和の時代から何度もTVでOA
されているので見るわけだが、やはり面白い作品は何度見ても飽き
ないわけで楽しく見ている。

　劇中でマンを突け狙うトレーラーの運転手は劇中一切顔を出さな
いので不気味さが一層増すわけだし、オカルト作品のように悪霊の
ような存在が勝手に車が暴走させる話ではない事が分かる。

　しかもドライブインで件のトレーラーが停まっているのでマンが
運転者を特定しようとしても一切分からず、疑心暗鬼になって全く
違う人に抗議した結果ケンカになってしまい運転者が分からずじま
いというのも不気味だ。

　しかし運転者が分からないもののトレーラー自体がホーンを鳴ら
ながらスタートするなど意思を持っているかの如く、殺意を持って
マンの車を追い回すのだからたまらない。

　マンを演じるのはデニス・ウィーバーで個人的には警部マクロー
ドのイメージだったが、最初はキャラが違うので分からなかった。

　監督はスティーブン・スピルバーグでタンクローリーが意志を持
った怪物に見えたのだが、これがジョーズにつながるのかと実感し
た次第だし低予算ながら面白い作品を作っていると実感する。