北京五輪DAY4：高木美帆2大会連続の銀メダル

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https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-sp-tp0-220207-202202070001046

　大会4日目最大の注目種目はスピードスケート女子1500で世界
記録を持つ高木美帆が前回銀メダルを越える事ができるか？で、
姉の高木菜那や佐藤彩乃ら最強の布陣で臨む形だから複数メダル
獲得も注目だ。

　フィギュアスケート団体戦は残り決勝種目であるペア・アイス
ダンス・女子シングルのフリーが行われるので、男子シングルFS
終了時点で3位の日本が悲願のメダル獲得なるか？

　そして前日24年ぶりの金メダルを獲得した小林陵侑も出場する
混合団体でメダル獲得なるか？だが、正直言って男女2番手が今シ
ーズン今ひとつの状況では層の厚いスロベニアやオーストリアな
どに勝つのは難しいだろう。

　最初に行われたフィギュアスケート団体は合計6種目目＆今日最
初の種目であるペアのFSで三浦璃来＆木原龍一組はノーミスの素晴
らしい演技を見せ、5ヵ国中ロシアに次いで2位となり9P獲得した時
点で3位以内が決まった。

　アイスダンスの小松原美里＆尊ペアは5位だったが坂本花織はロシ
アのカミラ・ワリエワに続いて2位で９P獲得し63Ｐで銅メダル獲得
となった。

　スノーボード男子スロープスタイル決勝は12位通過だった浜田海
人が2本目に63.33を出して8位入賞を果たした一方、6位通過の大塚
健は着地に失敗するなどで52.80の10位だった。

　予選10位のマックス・パロットが2本目に90.96を出し予選1位の蘇
翊鳴、予選2位のマーク・マクモリスの追い上げをかわし金メダルを
獲得した。

　女子大回転は37番スタートの安藤麻が1回目29位に入り2回目2番
スタートを確保し、最終的に24位でゴール。

　Sスケート女子1500は前回金メダルのイレイン・ブストが12組に
登場し1:53:28の五輪レコードをマークしてトップに立ち、最終15組
に登場した高木美帆は700までリードを奪うが残り1周で0:04リード
され最後の1週勝負になるものの1:53:72で平昌に続いて銀メダル。

　世界記録を持ち今シーズンW杯の1500で3戦全勝という事で金メダ
ルを大いに期待された高木だが、W杯でパッとしないベテランが五輪
1本に絞って臨んだ場合に敗れるケースが多々ある。

　また同世代ライバルで競泳・平泳ぎの世界記録保持者ブレンダン・
ハンセンが五輪では北島康介に勝てなかったのを思い出すが、今回
の高木の2大会連続銀はそれを放物させる事例だが世界記録を持って
いた選手がメダルにすら届かないというのは五輪ではよくある事だ
}から銀メダルが取れただけでも良かったと思う。

　ジャンプの混合団体は1番手の高梨沙羅が勢いを付けてくれればメ
ダルに届くのではと思っていたら103ｍ飛んだもののスーツ規定違反
に引っかかり失格となって一気にメダルの可能性はなくなった。

　ただし直後にオーストリアのダニエル・イラシュコストルツも失格
になると第3グループのドイツのカタリナ・アルトハウスが、決勝で
はノルウェーのアンナオディネ・ストロムとシリエ・オプセトまでが
失格になるなど異常な状況の中で日本は他の3人の踏ん張りと復帰し
た高梨が98ｍを飛ぶなどでカナダに次いで4位に入った。

　スーツチェックで女子ばかり実に5人まで失格になるとは異常な試合
であり、スーツチェックは試合前だけでいいのではと思うものだった。