作詞家・藤林聖子は凄い

　9月から始まった仮面ライダーWも5つ目のエピソードに入っているが、
ここにきてようやくOPの歌を口ずさめるようになった。

　そして驚いた事に今回の主題歌も藤林聖子が作詞しているのに気が
付いた。

　基本的にOPで歌われる主題歌は原作者やメインの脚本家や監督が担当
するケースが多い。　
　ウルトラでは第1期では監督&プロデューサーだった円谷一が東京一という
ペンネームで作っているし、仮面ライダーのOP‘レッツゴー・ライダーキック’
は石森章太郎が作っていてアマゾンまで担当していた。

　平成ライダーになるとクウガの主題歌から始まり、龍騎の主題歌以外は
全て藤林聖子の作詞なのだから驚く。

　特に響鬼の‘少年よ’と電王の‘Climax Jump’のような全く違う雰囲気の
作品を担当しているのは凄いし、いずれも作品の世界をしっかり表している
のだから恐れ入る。

 　本来なら子供が歌うには難しいと思われるキバやディケイドなどの主題
歌を息子達でも きっちり歌えているのだ。
　歌詞が分かりやすく、作品の世界をしっかり表現できていないと歌いづらい
ものがあるだろう。

　他にも戦隊モノでは佐々木功が歌ったデカレンジャーのEDや水木一郎が
歌ったゲキレンジャーのEDなども担当している。
　大御所と言われる彼らが歌いこなせる歌詞を書いているのが分かる。

　Wの後も平成ライダーシリーズは続くようだが、何作連続で主題歌の
作詞を担当するか楽しみである。