アボラス対バニラが、他の怪獣同士の対決と違ったのは

 ウルトラマンは今から50年前の4月に最終回を迎えて以来、相
当な回数で再放送があった。

 64年生まれの私は再放送から見始めた形でウルトラマンの魅力
は当然ながらウルトラマンと怪獣の対決だが、初代ウルトラマン
ではウルトラマンと戦う怪獣は1話につき1体というパターンだっ
たので複数の怪獣が登場するEPでは怪獣同士の対決が意外に嬉し
かったのだ。

 ウルトラマンでの怪獣同士の対決は8話のレッドキング対チャン
ドラーから始まり19話のアボラス対バニラ、25話のレッドキング
対ドラコ&ギガスに38話のキーラ対サイゴと4例あるが、そんな中
で子供心にワクワクしたのは旧・国立競技場を舞台に戦ったアボ
ラス対バニラである。

 3億5千年前に埋められたタイムカプセルから両者とも復活して
引き寄せられるように旧・国立競技場で対決し、アボラスの放つ
溶解泡をバニラが口から吐く火炎で相殺するなど互角の戦いを繰
り広げるがバニラは科学特捜隊や航空防衛隊の攻撃を受けていた
だけでなくアラシの放った原子弾を受けて目を潰されたところに
アボラスの溶解泡を受けて溶解される。

 このアボラス対バニラの戦いを撮ったのは円谷英二氏らしいと
の事。

 この事を知った時に妙に納得できるものがあったし、実際に何
となく怪獣映画での怪獣同士の戦いを見ている感じがしたのだ。

 こうしてみると他の作品でウルトラマンと怪獣の対決を撮って
いた高野宏一氏には悪いが、やはり監督の違いを子供心に実感し
たのだった。

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