早くもラグビー・トップリーグが開幕

サントリーが開幕２連勝＝ＮＴＴコムは初勝利―ラグビー・トップリーグ

　早いもので先週から今シーズンのラグビー・トップリーグが開幕
した。

 　以前なら社会人ラグビーの開幕は9月に入ってからというのが定番
だっただけに8月にラグビーとは意外ではあるものの、自国開催の19
年W杯に向け代表強化の一環として南半球のスーパーラグビーにサン
ウルブスが参戦しているという事情もあって仕方ないとは思う。

　一方で秩父宮ラグビー場に照明設備が付いたためナイトゲームでの
開催も可能になったという要素もあるのだろうが、ここまで日程が
詰まるとプレーする選手達は大変だろうと思うのだ。

　代表チームを強化するには常に強豪チームと対戦を重ねる必要が
あるのだが、ウィンドーマンスと呼ばれる毎年6月と11月のテスト
マッチ集中期間は残念ながら強豪チームは同レベルのチームとの対
戦が多く日本のようなチームが世界ランキングトップ5と試合をす
る機会はそうそうない。

　そこでできたのがアルゼンチン代表チームがジャガーズとして
スーパーラグビーに参戦しているように、日本代表をサンウルブズ
という形で参戦する事になった。

　ただスーパーリーグは2月に開幕し7月まで行われるのでトップ
リーグの日程がタイトになり1月いっぱいで終わらせてサンウルブ
ズとしての活動期間が始まるわけだが、今年の場合はスーパーリーグ
最終戦は7月15日で1ヶ月少しのインターバルでトップリーグ開幕
になる。

　つまり酷暑の中でサンウルブズが最終節でオークランド・ブルーズ
に逆転勝ちした試合の記憶もまだ新しい中で、トップリーグが開幕す
るわけだから慌ただしさはいいとしてロクにオフがないサンウルブ
ズの選手達の体調が心配になるのである。