goo blog サービス終了のお知らせ 

今こそスポーツ界の体質を変える時!

暴力ないか聞き取り開始=初日は15団体―JOC(時事通信) - goo ニュース

 桜宮高校バスケットボール部の体罰自殺事件から始まった体罰禁止の流れが
五輪女子柔道の暴力&パワハラ事件に発展し、東京五輪招致運動も絡めて体罰
禁止の流れが加速している。

 全柔連も当初は この問題を軽く見て園田隆二監督の更迭でお茶を濁そうとして
いたようだが、告発した15人の選手達は納得せずに吉村和郎強化委員長を
含めた強化部門トップのメンバーが退陣するという異例の事態になってきた
には驚いた。


 そもそもロンドン五輪の吉村体制こそ修行スポーツの象徴である精神主義を
全面に掲げて臨んだため、プロ化した海外勢に対して歴史的惨敗を喫したにも
拘らず慣例に従って男女両監督をリオ五輪まで続投させようとした旧態然として
いた。


 だから結果が出ない選手に対する罵倒や暴力も十分ありえるわけで、それを
‘愛のムチ’と美化していたため‘暴力ではない’と言い逃れしてもおかしくない。

 もともと柔道は相撲同様‘道’を追及するので精神主義に傾倒するのは当然
だったし相撲同様 師匠や先輩は絶対で、時には暴力をもって指導するのも愛情
の表現という形で認知されていて異を唱える者こそ異端者扱いをされて
いた。

 しかも柔道は五輪で最も金メダルを獲得している種目だから結果を残している
という事で柔道界がやっている事を他のスポーツ団体やマスコミも黙認
していた
のだろう。


 しかし全ての競技がプロ化された現在 修行スポーツ的な強化法では ある程度
勝ててもトップに立つ事はできないというのがロンドン五輪の柔道を
見て証明され
たわけだが、成功体験に溺れる者達同様 柔道界も体制を維持
するなど真の反省
をしている様子はなかった。


 ところが15人の選手達の告発で世間一般に知られる事となり、東京五輪招致
活動と相まって政治まで巻き込んだ世論の袋叩きに遭ったのだから
痛快だ。

 体罰に最も遠いとされているのがサッカーで実際サッカーではコーチはライ
センスを修得しなければ指導できないようになっているので、体罰で
選手を縛り
付ける必要はなく それが才能ある者を集める事になり最近
20年で最も進化した
競技団体になっている。


 つまり‘体罰などしない方が選手は伸びる’という事が証明されているのに、
その流れに見向きもせず過去の成功体験に拘っているのが柔道の
吉村体制
だったわけだ。


 今回の騒動を見ていると全柔連など選手達の言い分は黙殺するが上からの
指示には弱いという日本のガンである官僚機構と全く同じだというのが白日の
下に晒された事になる。


 それを考えると東京五輪招致を控えて暴力的指導を否定する流れができて
いる今こそ、愛のムチに名を借りた暴力指導を一掃し選手本位
のシステムに
変える最高のタイミングではないだろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« パンドラの箱... ネクサスの姫... »
 
コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。