日本サッカーの危うさ

ACL日本勢全滅に大仁会長「ショック」(日刊スポーツ) - goo ニュース

 先週の今頃はW杯ブラジル大会の代表決定で沸いたのだが、その
かげで広島・川崎・C大阪とACLのベスト16に勝ち残っていた3
チームが敗れてしまいベスト8にすら残れないという事態になった。

 前回優勝の広州恒大と戦ったC大阪は まだしもホームでの1st
レグを勝ち、引き分けでもベスト8だった広島がウェスタン・シド
ニーに敗れたのには驚いた。

 今シーズンはW杯の影響で各国のリーグ戦も日程が詰まっており
Jリーグも例外なく厳しいコンディションでの試合が続いていたので、
各チームのコンディションの差はないとは思うのだが ここまで枕を並
べて討ち死にというのは異常だ。

 そこで思い当たるのが自分達のスタイルに拘るあまり戦術の変更に
対する柔軟性のなさではないか。

 例えば豊富な運動量を背景にした戦いをしているチームなど過密日
程でコンディション的に厳しくなると機能しなくなるのだが、ここで
自分達のサッカーに拘らずに引いて守ってカウンターを狙うリアクシ
ョンスタイルに切り替えて消耗度を抑えるという事も必要だ。

 ところが こういう戦術変更をするとプレーする選手に評判が悪いだ
けでなくサポーターやマスコミまでが批判するケースが多く、よくぞ
切り替えたと賞賛する声は聞かない。

 つまり戦術の引き出しが少ないというよりも多様性を持つ事に対して
抵抗が強いのが日本のスポーツ界の課題である。

 おりしもザッケローニ監督が選出したW杯の代表メンバーを見て
も自分達のスタイルを押し通すタイプのチーム作りをしているのが
分かるので、ヨーロッパでプレーする選手が多い事などから期待は
大きいものの下手すれば3連敗でグループステージ敗退というリス
クが十分あると思える。

 マスコミもメンバーを落としたり戦術変更に対しての批判をする
よりも、時と場合によってメンバーや戦い方を変更する事を後押し
するような報道をしていかないと世界の舞台での活躍は難しいので
はないだろうか。

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