ミラーマン24話のコールドン編ではコールドンの人間体である女インベーダー
として円谷の初代ヒロイン・桜井浩子が出演している。
今でいうワープにあたるリーパー計画の開発者達を氷漬けにして自らの惑星に
運ぼうと暗躍するわけだがサングラスをかけた姿は凄みがあって異様な感じを
醸し出していたし、コールドンがミラーマンから倒された後に倒れて消滅する
シーンも印象的だった。
桜井浩子といえば言うまでもなくウルトラQの江戸川由利子とウルトラマンの
フジ・アキコという円谷作品の初代ヒロインで、ウルトラマン終了後もウルトラ
セブンの12話やマイティジャックの9話に怪奇大作戦の4話などにゲスト出演
している。
もっともセブン12話は別としてマイティジャックではQの殺人マシーンにされた
高津住男が演じる久能の婚約者・泉江里子として、怪奇大作戦では電話機を
使った殺人装置の最初の被害者・滝口令子として出演しているが いずれも
ウルトラの頃とは正反対の陰のあるキャラで特にEDでしか出演者がクレジット
されない怪奇大作戦では桜井浩子と分かるのに時間がかかった。
第2期の頃はミラーマンの女インベーダーの後にレオで宇宙鶴・ローランで
登場し、80でもゲスト出演している一方で時代劇や刑事モノでは悪役が多
かったようだ。
そういう意味でコールドンの人間体である女インベーダーは当時子供だった
我々には意外だったが、一般ドラマの役柄は むしろ適役だったのだろう。
もっとも平成に入ってウルトラマンマックスでヨシナガ教授として出演している
ので、やはり悪役というより防衛チーム側にいた方が我々とすれば しっくり来
ると思ってしまうのだ。