ウルトラマンネクサスの最終EPで光の巨人の最終形態のノアと、
闇の巨人の最終形態のダークザギの戦いがハイライトだ。
‘最強形態同士の戦いだから どんな戦いになるのだろうか?’と
期待してワクワクしながら見た人にとって、意外に あっさりと終
わるので拍子抜けする感じだろうがリアルさを追及したネクサス
では当然の帰結だろう。
最終EPで最強の敵と戦うのはヒーローものの定番ではあるが、
昭和のヒーローには最強形態にバージョンアップして戦うという
のはなかった。
ウルトラではティガから最終EPが3部作となり特にティガの
場合は、みんなの声援を受けてグリッターティガにバージョンア
ップしてガタノゾーアを倒すという燃える展開だった。
一方で仮面ライダークウガの場合は最強形態のアルティメット
フォームになったのが最終EPのみ。
そして同じ力を持ったダグバとの戦いは互いの力のみで決着が
付かず、最後は共に変身が解けて血まみれの殴り合いの末に打ち
倒して終わるというヒーロー作品史上稀に見る結末で当時の視聴
者達の多くは困惑したのではないか。
それに比べれば戦いに それなりのヤマ場があったネクサスの
対ダークザギ戦は あっさりではあるものの十分許容範囲だろう。