goo blog サービス終了のお知らせ 

体操ニッポン・代表決定

 北京五輪の体操・日本代表が昨日のNHK杯を終えて決まった。

 男子の体操は毎回ドラマがあり、かなりインパクトの強いドラマを
見る事ができた。
 私が五輪の体操競技を見たのは72ミュンヘンの頃で、塚原光男の
月面宙返りをはじめ日本の体操の全盛時だった。

 続く76モントリオールではエースの笠松茂が直前で盲腸炎でリタイア
し、初日の規定を終わってリードを許す。 更に自由演技でメンバーの
藤本が途中でケガのため、出場できずに5人で演技して大逆転勝利で
団体5連覇を達成した。

 84ロスでは団体で3位に終わった後に、個人総合で5位でスタートした
具志堅幸司が0,025差の大逆転で金メダルを獲得する。

 88ソウルでは前年の世界選手権で5位と惨敗したため、団体の連続
メダルがピンチと見られたが池谷幸雄と西川大輔の高校生コンビの
活躍で中国やブルガリアを最後にかわして3位を死守。

 96アトランタで惨敗した後の00シドニーでは土壇場で逆転され 4位に
終わる。

 そして前回の04アテネでは、最後にエースの富田洋之が鉄棒で新月面
を決めて28年ぶりの金メダル獲得が印象的。
 絶対王者として君臨してきた日本が、王座から陥落して28年かけての
王座返り咲きは本当に感動的だった。
 個人的には北島康介の平泳ぎ制覇と並んで嬉しい金だった。

 今回は最大のライバル・中国のホームでの開催なので不利は否めない
が、最低でもメダルは確保したい。

 エースの富田が貫禄を見せて1位通過したのに続き、2位に内村航平、
3位に坂本功貴の大学生が入り自動的に出場権を獲得。
 種目別枠は鉄棒で2度落下したものの、あん馬のスペシャリスト・鹿島
丈博に跳躍系種目に強い沖口誠、オールラウンダーの中瀬卓也が選ば
れた。 

 団体戦は決勝は入れ替え自由の3人演技だから、例えばあん馬は富田
と鹿島に坂本が演技するはず。
 アテネの主将で鉄棒の銅メダリストの米田功や大ベテランの塚原直也が
落選。また昨年の世界選手権でメダルを量産した水鳥寿思も大会直前の
ケガに泣かされて落選となった。

 個人的にはアテネの金メダリストは富田と鹿島の2人だから、米田や
塚原の どちらかは残して欲しかった気がする。
 採点競技だから審判員に名前で勝負できるアテネ組は必要だし大舞台
の経験もあるが、内村や坂本の勢いも捨てがたかったのだろう。

 これが吉と出るか、凶と出るかは3ヵ月後に答えが出る。     

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ヤッターマン... 仮面ライダー... »
 
コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。