2024選抜高校野球：第3日

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https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bb-tp5-240320-202403200000243

　3日目の注目カードは第2試合の山梨学院vs京都外大西。

　昨年優勝の山梨学院打線が京都外大西の左腕エース・田中を
どこまで打ち込めるかで、機動力を使った攻めを田中がどこま
で凌ぐ事ができるか。

　第1試合は21世紀枠の別海が東海大相模時代に優勝経験があ
る創志学園に挑む形で、別海の技巧派・堺が何点以内に抑えら
れるか。

　第3試合は公式戦全て完投した耐久のエース・冷水をチーム
盗塁数42と32校中最多盗塁を誇る中央学院が、どう攻略する
のかが注目だろう。

　第1試合：創志学園 7－0 別海

　1回から毎回ヒットを打ちながら得点できなかった創志は4回
に遊ゴロエラーで2塁に進んだ5番をバントと犠牲フライで先制
すると、5回にヒットで出塁した9番が牽制悪送球で3塁に進み
四球と盗塁で2・3塁から3番の2ゴロFCで追加点を挙げると4番
が歩いて満塁から5番の併殺崩れに6番の2ゴロエラーで4－0。

　こうなると完全な創志ペースで7回には2アウト1・2塁から6番
のタイムリーに悪送球も絡み2点追加すると、8回にも2アウトか
ら1番の3ベースと3番のバントヒットで7－0。

　別海も4回以降ランナーを出し始めていたが6回に2つの四死
球でノーアウト1・2塁を潰すなど、9回に2本のヒットを放つが
完封負け。

　3回まで4安打されながら凌いでいたが4回にエラーからノー
ヒットで失点すると5つのエラーが全て失点に結びついた。

　第2試合：山梨学院 7－1 京都外大西

　京都は2回に4番&5番の短長打でノーアウト2・3塁から7番の遊
ゴロで先制すると、山梨も4回に3番が歩いて4番がヒットで繋ぎ
5番のバントと6番のスクイズで追い付く。

　6回に山梨は3番のヒットと4番の四球にバントで1アウト2・3
塁から6番の遊ゴロで勝ち越すと7番のタイムリーで3－1とし、
7回にも2つの四球で2アウト1・2塁から4番のレフトフライ落球
と5番＆6番の短長打で一挙4点を挙げ勝負を決めた。

　2回に京都は1アウト2・3塁から遊ゴロで1点を取った場面で山
梨のショートが2塁ランナーを3塁で刺して1点で止めたのが大き
く、以後山梨ペースになったし7回に風雨が強くなった場面でレ
フトフライの落球があるなど流れもしっかり掴む事ができた。

　第3試合：耐久 1－7 中央学院

　1回に中央学院は四球で出塁した1番を送り3番&5番の連打で返
し先制すると、6回に7番&9番のヒットにバントを絡め1アウト1・
3塁から1番&3番の3ベースで一挙3点を挙げる。

　1回表に1番の2ベースと四球でノーアウト1.2塁をバント失敗な
どで無得点だった耐久は7回に5番&7番のヒットで2アウト1.2塁
から8番&9番の連続四死球の押し出しで1点返すが、その裏に中央
学院はエラーを足場にバントヒットなどで2アウト2・3塁から9番
のバントヒットと1番の2ベースで3点を挙げ勝負を決めた。

　前述したように1回表に耐久がノーアウト1・2塁、中央学院が
1アウトの攻防が明暗を分けた1・3塁と共にチャンスがありなが
ら、中央学院に先取点が入った事が勝負の明暗を分けた形だ。