先日BS-TBSで赤い疑惑の最終回がOAされていたのだが、
当時リアルタイムで見逃した私は友人宅でカセットテープの録
音版を聴いたのを思い出した。
ビデオデッキがなかった我々の子供時代は大事な番組はカセット
テープに録音して聴き直すという事をしていたわけで、特に好きな
作品の最終回などは友人の中に必ず録音している者がいて遊ぶ時に
それをBGMにしていたのだった。
こうして録音版を聴いていると作品のBGMを覚えるわけだが、
おかげで当時のBGMを未だに口ずさめるものである。
そうこうしている間に年齢が進むとウルトラ&仮面ライダーシリ
ーズなどからブルース・リーをはじめとしたカンフーアクション
作品を見始めるわけで、そうなると小金を持っている友人が作品の
サントラテープを購入し聴き入った後に それをBGMとして遊び
始めるのだった。
通常サントラ盤は当時ならレコードが主流だったから本来ならば
遊びの時のBGMとしては使えないのだろうが、テープだとカセット
レコーダーで聴けるので先述したようにサントラテープをBGM代わ
りにして遊ぶという事ができたのだった。
つまりオープンリールのテープレコーダーの時代ならTV番組を
ここまで手軽に録音できなかっただろうし遊びの時にBGMを流す
などという事はできなかったのだが、カセットレコーダーの普及に
より手軽にTV番組を録音してBGM代わりにして遊ぶ事ができた
わけで、その流れで私が映画やヒーロー作品のBGM集を好んで聴
いているわけだ。
それを考えるとカセットテープとカセットレコーダーの普及が、
この流れを作ったのだと感慨深く思えるのだ。