ACLはベストメンバーで臨むべし 

C大阪は敗退、鹿島は2位通過…川崎は未勝利で大会終了/ACL・GS最終節

 今年度のサッカー・アジアチャンピオンズリーグ=ACLのグル
ープステージが先日、全日程を終え昨年浦和が優勝したJリーグ
勢は鹿島が残っただけという惨憺たる結果に終わった。

 日本からはJリーグ王者の川崎とカップ戦王者のC大坂に安定
した力を誇る鹿島とプレーオフを勝ち上がった柏の4チームが参
戦したわけだが川崎は3分3敗と1勝もできずに終わったし、C
大坂など最終戦に望みを持っていたのだがアウェーで広州恒大に
敗れて敗退が決まり鹿島も最終戦で敗れ2位通過になった。

 一昨年のクラブW杯で開催国枠で出場した鹿島が準優勝し一気
にJリーグのクラブもACLに対する熱が出てきた昨年は、浦和が
見事に優勝してクラブW杯に出場した。

 ところが今年はJリーグ優勝の川崎は先述したように1勝もでき
ず全カード1分1敗に終わり、柏は最下位のキッチーに1勝しただ
けで3位とはいえ勝ち点差は9もあるわけで共に惨敗といってもい
いだろう。

 最終戦の結果いかんで突破の望みがあったC大阪だがアウェーで
格上の広州恒大相手に主力抜きで戦っては勝ち目はないし、2位に
入ったプリラム相手に1分1敗では決勝とーナメントを勝ち抜くの
は難しかっただろう。

 こうしてみるとACLベスト16に入った東アジア勢は8チーム中
1位通過が中国&韓国が2づつ、2位通過は中国・韓国・タイという
結果で中国&韓国が3チームづつ進出したのに日本は鹿島のみ。

Jリーグ王者の川崎はパスをつないでポゼッションを高める‘日本
らしいスタイル'と賞賛されたのだが、どんな試合でも同じスタイル
で臨んだ結果まるで4年前のザック・ジャパンのように研究され1勝
もできないという厳しい現実に直面する事に。

 またC大阪のようにベストメンバーで臨んでも厳しい格上の広州
相手にアウェーでメンバーを落として戦うのは自ら勝ち上がりを放
棄したようなものでACL軽視と見られても仕方ないし、ACLに出
場するならばグループステージ突破がノルマだという事を肝に命ず
るべきだろう。

 おりしもFIFAはクラブW杯を4年に1度という形に変更する
方針を打ち出しており、下手すればクラブレベルで世界と戦える機
会は4年に1度という事になるので予選となるACLには必ずベス
トメンバーで臨ませるべきだと思うのだ。

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