バビル2世でも登場しない能力

　71年から週刊少年チャンピオンから連載が始まり73年にはアニメ
化されたバビル2世は、超能力の事を知る上で大いに参考になる作
品だった。

　例えば念力で周囲の物体を自由に動かすことができるテレキネシ
スや、他人の心の中を読んだり遠隔地にいる相手に自分の意思を伝
えたりするテレパシーに催眠術などが超能力を代表するものだった。

　実際アニメのED正義の超能力少年にはサイコキネシス・テレパシ
ー・火炎放射・電撃・読心術・透視力・催眠術・衝撃波など、バビ
ル2世が使える超能力が次々に出て来るものの‘コレは無理だろう’と
いうのが多々ある。

　例えばエネルギー衝撃波は電撃でもあって人体電気という能力は
一般人にもあるようなので、これの強烈なヤツを超能力者が使える
というのは悪くはないし読心術や催眠術も現実的だ。

　ところが火炎放射は全身から高温の炎を吹き出し体当たりする技
で実際に実現できそうもないし、透視能力などもどういった現実的
ではないだろう。

　そしてEDの映像でバビル2世の額からリング状の光線が発射され
敵を倒すというシーンがあるが、こんな技は劇中でも使われてない
のではと？思ったりするわけでリング状の光線がバビル2世の超能
力の1つと誤解されかねないシロモノではないか。