セ・リーグの4月12日開幕は当然！

セも４月１２日開幕＝パと同時、東京ドーム使わず―プロ野球(時事通信) - goo ニュース

　今日の夕方セ・リーグは理事会で開幕をパ・リーグと同じく4月12日に延期する
事を決めたらしい。

　当初は予定通り3月25日開幕に拘っていたし政府筋から批判されると僅か4日
後の29日に延期してお茶を濁そうとしたようだが、世間の相次ぐ批判を受けての
変更だと思われる。

　結局は震災前のセ・パ同時開幕という元サヤに落ち着いたのだがセ・リーグ、
特にジャイアンツの失ったものは大きいだろう。

　たしかに3月25日の開幕に合わせて前売り収入やTVの放映権料などが入ら
なくなるのは痛いだろうが、電力不足のこの時期にナイターで開幕する事に対
する世間との違和感を考えれば延期するのは当然の事だろう。

　それを老害社長が しゃしゃり出て来て3月25日開幕を厳命した事から更に
世間の風当たりが強くなった。

　加害者は忘れても被害者は忘れないと言われるように野球ファンは04年に彼
主導で行おうとした球界再編騒動という暴挙を絶対に忘れてはいないし、彼の
言動に対して常に目を光らせている。

　だから‘被災地のファンに夢を与える’と彼が言っても詭弁としか聞こえない
のだ。

　そして政府筋からの批判を受けると申し訳程度の延期でごまかそうとした
ものの取って付けたような日程だし、今度は交流試合の中止などを仄めかす
始末。

　そもそも個人的に震災がなくても3月開幕に拘るのか不思議だった。

　4月に開幕してもドーム球場があるので日程的にも詰めて行えば十分CSも
できると思っていたので‘開幕延期なら交流試合中止’などという戯言には大い
なる違和感があった。

　こうして結局はパと同じく4月12日開幕に落ち着いたのだが、ゴネた末の開幕
延期では‘自分達の儲けしか考えてない’という事が白日の下に晒されたような
ものだから原辰徳監督体制で幾らかイメージアップの兆しがあっただけに今回の
開幕強行論でジャイアンツの人気下降は避けられなくなっただろう。

　それにしても老害社長の頭は未だに‘プロ野球はゴミウリを中心に回っている’
という天動説に凝り固まっているのではないかと思える。

　世の中の流れに付いて行けない気の毒な方だ・・・・・