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お客さんの贔屓チームを決めつけてはいけない

 今年も日本シリーズが行われているのだが、接客業の我々としては今の
時期はシリーズの話題がトークネタとして使われる事が多い。

 問題は お客さんの好みのチームを的確に素早く判断して話を合わせる
必要があるのだが、好みのチームを間違えたら大変な事になる。

 実は今から25年前に ちょっとした私の失敗体験があった。

 当時 福岡市内で修行していたのだが店の近所に ある設計事務所があり、そこから数人お客さんが来ていた。
 設計事務所の人というのはネーム入りの作業着を着ているので分かるの
だが、来店される設計事務所の皆さんが揃ってライオンズファンばかりだったのだ。

 みなさん松沼兄弟を‘兄やん’とか‘オトマツ’などと愛称で呼びながら野球
話に花を咲かせるのだから確かに 相当なライオンズファンだろうと実感して
いたし、皆さん‘ウチの事務所はライオンズファンしか採用せん’などと言わ
れていたのも頷ける。

  当時はホークスも‘南海’だったので大阪のチームだから福岡から出て
行ったライオンズを福岡市民の多くは応援していたのは当然だった。
 ところが25年前の4月ごろから件の設計事務所の制服を着た新客が来店
した。

 85年はライオンズがリーグ優勝したので例によってライオンズびいきの話を
していたのだが、日本シリーズの季節になると対戦相手がタイガースになったのでライオンズを贔屓する話しをしていると必然的にタイガースの批判になる。

  それから約1年たって、そのお客さんが‘あなたライオンズファンですか?’ と私に尋ねたので‘そういうわけではないですが’と答えると
‘実は私はタイガースファンで、昨年あなたがライオンズびいきの
話をしていたので少し気分が悪かったのですよ’
と言うではないか!  
 がんばれタブチくんで間違ってジャイアンツベンチに戻ってジャイ
アンツの悪口を言ったヤスダの気分であった。

 その頃には そのお客さんの名前が分かっていたので‘○○さんが1年ぐら
い前から来てますけど’と設計事務所の同僚のお客さんに事情を説明する

‘ああ、○○はウチでは唯一の熱狂的な虎キチ

ばい、アイツの前でタイガースの悪口を言うたら

大ごとたい’と言われたのだった。

 それ以来、野球の話をする場合は事前に贔屓チームを聞くようにしたのは
言うまでもない。

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