EURO・2008ベスト4決まる

　昨日未明に行われたEURO・2008のスペインーイタリア戦で Qファイナル
が終わり、ベスト4が出揃った。
　Sファイナルの組み合わせはドイツートルコ、ロシアースペイン。
　Qファイナル4試合中3試合が延長戦で、2試合がPK戦。
　更に唯一の90分マッチだったドイツーポルトガルは3－2と点を取り合って
の1点差試合だから、4試合とも観て面白い試合ばかりである。

　やはり‘Qファイナルは大会の華’とは、

よく言ったもの。

　面白いのがスペイン以外の3チームは、いずれも最終戦で勝ってのグル
ープリーグを2位通過したチームだ。

　グループAはポルトガルがトルコ・チェコ相手に連勝。

　グループBはクロアチアがオーストリア・ドイツに連勝。

　グループCはオランダがイタリア・フランスに連勝。

　グループDはスペインがロシア・スウェーデンに連勝。

という形で2試合目に早々と1位通過を決め、最終戦は主力メンバーを
休ませて戦いポルトガルを除いて3連勝している。

　それがスペイン以外は3チームとも敗れているのだ。

　特にオランダの豹変ぶりにはファンはガッカリだろう。

　グループAのトルコは2試合目のスイスには後半2－1と逆転して、3試合
目のチェコには0－2から残り15分から3－2と大逆転している。

　グループBのドイツはポーランドに勝った後、クロアチアに敗れ3試合目
のオーストリアに1－0で勝つ。
　グループCのイタリアは2試合目のルーマニアと引き分けるが、最終戦の
フランス戦で2－0で勝つ。

　グループDのロシアは2試合目のギリシャ、3試合目のスウェーデンに
連勝。
　こうして見ると、最終戦で勝ってベスト8進出したという事でチームに
かなりの勢いが付いているのではないかと思うのだ。
　とはいえ特にロシアは最終戦のスウェーデンに勝って中2日で中7日空
いたオランダ相手に延長戦で勝っている。
　本来ならオランダの方が休養期間が長かったので、疲労回復して有利
だと思われたのだが・・・

 　6月18日に拙ブログで‘ピーキングは難しい’という私の高校野球時代の
話を基にしたネタを上げた。
　　特にオランダはイタリアとフランスに連勝して‘死のグループ’ 突破を
決めたのだが‘死のグループ’という事で初戦にピークを持ってきたのでは
ないか？と思われるのだ。

　やはり短期決戦のEUROでは、勢いが何よりも大事である。

　グループリーグ突破のためにエネルギーを使い過ぎても、エンジンのかか
りが遅すぎてもダメなのだ。

　だからこそEUROは面白い。

　今の状態ではドイツが優勝候補筆頭になりそうだが・・・・・