ソチ五輪第10日：スピードスケートのメダルを 占う 女子1500ｍだが

押切、日本勢最高の２２位＝田畑は２５位―女子１５００〔五輪・スピードスケート〕(時事通信) - goo ニュース

　ソチ五輪10日目は女子スノーボードクロスの藤森由香のメダル獲得なるかと
男子500でメダルが取れなかったスピードスケートで唯一メダル獲得が期待
できる女子チームパシュートの行方を占う1500での日本選手の成績。

　女子1500は最初に登場した一番ランクの低い押切美沙紀が2:00:03で12人
中4位でゴールし田畑真紀らに期待が集まったものの、その田畑が2:00:64で
25位に終わり押切の22位が最高という惨敗でオランダ勢が1位から4位までを
占める圧勝だった。

　今大会のスピードスケートは男子500以外の個人戦は入賞できれば善戦で
実際これまで男女の500で5位が最高という予想以上の惨憺たるもので、
スケート協会が選考会で重視した前回 銀を獲得したチームパシュートでの
メダルを狙い500の出場枠を削ってでもパシュートの中心である1500のメン
バーを多めに選出したのだった。

　だからこそ1500の滑り具合が鍵を握るものと思われ、入賞か最悪でも一桁
順位というのが目標になっていたのだが結果は誰1人2分を切れない惨敗だった。

　前回のバンクーバーでは短距離エースで1000と1500で入賞した小平奈緒と
長距離エースで3000と5000で入賞した穂積雅子に田畑の3人で銀を獲得した
のに対し、今回のメンバーは全員が1500の選手だ。

　もっとも今シーズン2位に入ったW杯では今回と同じメンバーでの成績だし個人
戦で誰も一桁順位に入らなくても2位になっているので、個人戦で惨敗したからと
いって気にする事はないかもしれないが出場者全員が2分を越えたというのが
気になる。

　08北京五輪銅メダルを獲得した男子400リレーで浅原宣治以下誰も100で決勝
に残れなかったものの絶妙なバトンパステクニックなどで持ちタイムの差を克服
したようなパターンもあるが1人1人の調子が上回ってないと どうしようもないい
ので残り5日で間に合うか？

　スノーボードクロスは06トリノ五輪7位の藤森は24人による予選タイムトライアル
で6位のタイムでシード権を取ると、準々決勝3組に登場したのだがスタートで出遅
れて3位争いの中で転倒して準決勝にも進めず敗退した。