94W杯アジア最終予選20年目のレビューVol・4

 宿敵・韓国と対戦する第4節は前日に中1日のイラクとサウジが対戦、イラクが
先制するとサウジが追い付いて引き分けに持ち込み勝ち点を1づつ積み上げる。


 迎えた韓国戦は25日だが26日だと8年前にメキシコW杯最終予選で韓国に、
6年前にソウル五輪最終予選で中国に敗れた必敗日となるので1日早くて
助かったと言われた。


 ボランチの森保を累積警告で欠く日本はラモスが森保のポジションに入りラモス
のポジションには北沢が入って前線は北朝鮮戦同様 左から三浦カズ、中山、
長谷川の3トップで臨む。


 5分にチェのロングパスをノが受けてGK松永と衝突したのが韓国最初のチャンス
だったが、それ以降は日本の早いチェックとプレスでチャンスを作らせず途中からは
エースのキムジュソンやノジュンユンを引っ込めリベロのホンミョンボからのロング
パスにスピードで追い付けるソジョンオンらを投入するものの日本がすかさずクリア
して凌ぐ。


 迎えた59分に吉田のセンタリングを三浦カズが決めて先制すると、そのまま逃げ
切った。


 実は韓国は初戦こそイランをスピードで圧倒して3-0で完勝したもののイラク&
サウジ戦では残り20分ぐらいから動きが悪くなって引き分けに持ち込まれていた
ので、59分の得点は韓国にとって辛いものがあっただろうし1-0ではあるが点差
以上の快勝だった。


 ディフェンスは ほぼ完璧だったが先制した後に動きの落ちた韓国から もう1点
取れなかったかというのは、ずっと韓国に負けていた当時の日本にとって贅沢な
注文ではあったのかもしれない。


 第2試合ではイランがアリ・ダエイの2得点で北朝鮮を2-1で破った結果、
北朝鮮は1勝3敗で脱落したのに対しイランは2勝2敗で勝ち点を4として生き残る。


 第4節を終え日本が2勝1分1敗で勝ち点5となりサウジも1勝3分で勝ち点5ながら
得失点差などで日本が首位に立ったのに対し、韓国はイラクと並んで1勝2分1敗と
なり得失点差で3位になったものの自力での出場権を失う結果になった。


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« さすがに息子... 宇宙戦艦ヤマ... »
 
コメント
 
 
 
「不敗伝説」 (テコンドーを五輪から除外しろ!!)
2013-10-27 21:16:38
僕の記憶では、フジテレビがサッカーの日本代表戦を中継したのは、たしかこのドーハでの韓国戦が最初だったような気がします。
ちなみに、フジテレビはこの試合で当時の代表戦史上最高となる38%もの高視聴率を叩き出しました。

ただ、この局は、自らが中継した代表戦でたまたま負けなかったことをいいことに「不敗伝説」を高らかに謳ってましたけど、ハッキリ申し上げてこの表現には大いに違和感がありますね。
というのも、この局は日本が弱かった時代はサッカーを冷遇したくせして、強くなって注目された途端に媚びて来た輩だから、伝説なんて偉そうに語る資格が無いからです。

だから、暗黒の時代から長きに渡ってサッカーを支え続けてきたテレビ東京がイラクとの最終戦の放送権を持っていたのは、いちサッカーファンとして本当に溜飲を下げましたね。
 
 
 
そうなんですよね (こーじ)
2013-10-27 22:21:19
>テコンドーを五輪から除外しろ!!様
 基本的に それまでサッカーを積極的にOAしていた民放はテレビ東京と日本テレビでしたし、ウジなどはバレー中心でしたからね。

 ちなみに不敗伝説の実況をしていた長坂哲夫は、NTVの船越同様 後にセクハラで左遷されてますね。

 それに引き換えイラク戦の実況をした久保田アナは現在もフリーで活躍中と明暗を分けてますね。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。