日本は1勝4敗=デ杯テニス
3日から開幕した男子テニスのデビス杯ワールドグループ1回戦が
今日で終わり、日本はフランス相手に最終戦で内山靖崇が勝って辛
うじて1勝を挙げ1勝4敗で敗退した。
今回の対戦はホームとはいえエースの錦織圭が不在で相手は鍵を
握るダブルス世界ランク1位を擁するフランスなのだから厳しい戦
いが予想されたし、それだけに西岡良仁とダニエル太郎の2人がフ
ランスの3番手&4番手にどこまで戦えるかというのが焦点だった。
だから個人的には第4ラバー以降をデッドラバーにせずに済むか
というのを注目していたし、最も期待したのは日本人最高ランクの
西岡が登場する第2ラバーだった。
ダニエルが勝てないのは仕方なかったが西岡の場合は第1&第2
セットで先にブレークするなど期待を持たせたものの、あっさり
ブレークバックを許してのストレート負けだったから さすがに
ガックリきた。
西岡&ダニエル共々昨年9月のウクライナとの入れ替え戦のシン
グルスで勝っているし、特に西岡は今年の全豪OPでも1勝している
だけにフルセットには持ち込んで欲しいと思っていたのだが結果
は厳しいものに。
やはりトップ100に入ったばかりの西岡と30位以内の差がある
と実感するものだった。
ワールドグループ16ヵ国というのはサッカーではW杯決勝トーナ
メントに入っているようなものなので、錦織以前なら夢のような
状態というのは忘れてはいけない。
だから錦織が健在な間に西岡らを いかに成長させられるのかと
いうのが、これからの日本テニス界にとっての最大の課題になる
と思うのだ。