熱闘！ファイナル

　これまでの流れを見ると早実はジャンケン勝ちで先攻、駒苫は後攻というのが定番なので今回も先攻が早実と思っていたら意外にも駒苫が先攻。という事は早実がジャンケンで勝って後攻を選んだのか・・・・珍しい。
　駒苫は田中を温存し早実は鉄腕・斎藤が先発。だが3回にピンチを招くと田中が早くも登板し両者相譲らずミックスアップ状態で試合は進み結局8回に駒苫はソロ、早実は犠牲フライで1点づつ挙げた以外は互いに1度づつ1アウト2,3塁もしくは満塁のチャンスが
あっただけで15回戦い引き分け再試合となった。
　新鋭の3連覇、古豪の初優勝がかかった意地のぶつかり合いはすばらしい試合だったが正直言ってやはり延長15回は短い。以前のように18回までやらせるべきだろうしやっていたら少なくとも今日以上の名勝負になっていただろう。選手の健康管理を云々するならば3回戦とQファイナルの間に休養日を組み込む方が最優先課題だろう。
　Qファイナル2日制などはっきりいって欺瞞に過ぎないしメインディッシュが2回に分かれると面白みがない、このシステムになってからQファイナルがセミファイナルのような
気がして仕方がない。
　打撃戦の多い今大会でまさか１－１の引き分け再試合が見られるとは思わなかった。
松山商ー三沢以来だが当時私は幼稚園児で試合内容が分かるはずもなかったし79年の箕島－星稜は18回に決着が着いたので初めての再試合を見るという果報に恵まれた。