すばらしい和倉隊長と凪副隊長の息の合ったやり取り

 ウルトラマンネクサスEP34封鎖-AD,2009の冒頭でビースト・
メガフラシが出現したのでナイトレーダーにスクランブルがかかっ
たものの、石堀がTLT北米本部のサーバーからハッキングした映像
の一部に5年前の新宿大災害の本当の姿が映っていた。

 それは新宿を舞台にしたビースト・ザ・ワンとウルトラマン・ネ
クストとの戦いで、ナイトレーダーのメンバー達もTLT上層部から
記憶処置を受けていた事を認識する。

 当然ながらTLT上層部に対する不信感が隊員達に渦巻いていた事
から隊員達はスクランブルをためらうわけで、そこにスクランブル
を促すため隊長が入って来て隊員達が極秘映像を見ていた事を知り
愕然とするシーンが印象的だ。

 しかしビーストが出現し犠牲者が出ているのは事実なわけで隊長
は‘被害を受けている街に対して、なすべき事をやれ’と毅然と言い
放つのに対し‘疑問に対する答えは帰って来たら宜しくお願いします’
と西条凪副隊長は応じてナイトレーダーは出動して行く。

 ナイトレーダーというチームは隊長自ら出動して陣頭指揮をする
だけでなく等身大ビーストと向き合って格闘戦も行うなど他の防衛
チームとは趣が少し違うのだが、だからこそ隊員達のチームワーク
が問われるものの凪副隊長はやたらと好戦的で新人の孤門は理想論
を中心にして歯向かうなど他のチームに比べてまとまりが今ひとつ。

 その理由として和倉隊長に強烈なリーダーシップが不足している
感が強く、実際に溝呂木眞也が副隊長時代は‘和倉’と呼び捨てにさ
れている始末。

 それが今回の一件では確かに所属組織に対してわだかまりはある
だろうが、どんな事があるにせよビースト被害者を出さないという
事こそ最重要任務でもあると再認識させるのは素晴らしい。

 しかもそれを受けてスクランブルを渋っていたリーダー格の凪が
隊長に対して見事に切り返しのコメントを語るのも、ややもすれば
隊長&副隊長との関係が剣呑っぽかったナイトレーダーとしては理
想的な展開になっているという事だろう。

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