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こーじ苑
松井秀喜の現役引退に思う
松井、引退表明=「結果出なくなった」―日米20年、プロ生活に終止符(時事通信) - goo ニュース
元NYヤンキースの松井秀喜が昨日 現役引退を表明した。
今シーズンは開幕から所属チームがなく、5月になってようやくタンパとの契約
が成立してメジャーに上がったものの34試合で打率,147の2HRで7打点と力を
発揮できず7月25日に戦力外通告を受けており来シーズンの具体的な
オファーがなく決断したようだ。
個人的には もう少しやれたのではという気はあるが日本に戻っても手術した
両膝の事もあるので人工芝だらけの球場では出場機会が限られるし、何より
MLBに行った時点で‘メジャーで戦力外になった時が引退の時’と覚悟を決めての
ものだったと思うので ある意味仕方ないと思うしNYヤンキースで4番を打ち09年
にはWシリーズでMVPを獲得するなど濃密な10年間を過ごしたので いい引き
際ではないかと思う。
松井が星稜からジャイアンツに入団した時に世間は王貞治の記録を抜く事を
期待していたのだが、松井獲得を熱望していた長嶋茂雄監督はホームランの
スペシャリストよりもジョー・ディマジオのような三冠王を取れる選手にという思い
で育成していったようで、実際ジャイアンツ最終年の02年には首位打者こそ
僅差で逃したものの限りなく三冠王に近い二冠を獲得してのNYヤンキース入り
だった。
NYヤンキースでの松井は周囲にホームラン打者が林立する中でチームバッ
ティングに徹し、勝負強いクラッチヒッターという役割を見事に果たしたおかげで
1年目からWシリーズで4番を打つという栄光にも輝いたし辛口のNYのマスコミ
やファンからも指示されたのが何より誇れる事だろう。
残念ながら09年のWシリーズMVPを置き土産に多くの出場機会を求めてLA
エンゼルスやオークランドに移籍したもののチームが優勝争いから外れた事も
あり松井の持ち味が発揮できずに有終の美を飾る事はできなかった。
とはいえNYヤンキース生え抜きでチームメイトだったバーニー・ウイリアムスや
ホルヘ・ポサーダらも最後は戦力外となって引退を表明しているので決して
‘惨めな引退’ではない。
余談ながら恩師といわれる長嶋茂雄も松井と同じく38歳での引退だから、
これも何かの因縁ではないかと思うのだ。
現役を終える松井には
‘20年間の現役生活お疲れさま、そして夢を与えてくれて ありがとう’と言いたい。
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ある意味 人工芝の被害者でもありますね。
人工芝の弊害を引退した今、しっかりとアピールして欲しい物です。
ですから解説はMLB中継専門にして欲しい物です。