ウルトラ最後の上原正三&市川森一合作作品

 ウルトラマンエースの7話:怪獣対超獣対宇宙人と今日OAされた8話:
太陽の命エースの命がサブタイトルこそ違うが1つのEpで前後編モノとして
作られている。

 通常は前後編モノの脚本は同じ人が担当するのだが、このEPは前編に
あたる7話をメインライターの市川森一、後編にあたる8話を上原正三が担当
しているので さながら両者の合作のようなものだ。

 そしてウルトラでは このEPが両者にとって最後の合作になったのだ。

 上原正三はウルトラQのボスタング編である宇宙指令M774でデビューして
Qで2本、ウルトラマンでも2本を担当してセブンからマイティジャックの企画で
現場を離れた金城哲夫に代わって多くのEPを書き始めている。

 一方の市川森一は快獣ブースカでデビューし52話中15話を担当し、ウル
トラセブンでも7話を担当しているが ここでゴーロン星人が登場する44話と
にせウルトラセブンが登場する46話を上原正三と共作しているのだ。

 そして怪奇大作戦でも8話の光る通り魔を共作したのだが、その後は共作は
なかった。

 上原正三がメインとなった帰ってきたウルトラマンでは市川森一は18話の
ウルトラセブン参上から参加し6話を担当したのだが31話の天使と悪魔の
間にを最後に降板した。

 エースでは反対に市川森一がメインライターになり上原正三は7話を担当
したのだが、肝心の市川森一は14話の銀河に散った5つの星を最後に1クール
で降板し以後は49話のベロクロンの復讐と最終回の明日のエースは君だしか
担当せず、上原正三も22話の復讐鬼ヤプールを最後に降板している。

 エースを最後に市川森一はウルトラを離れているので、そういう意味では
この7話と8話のEPが市川森一と上原正三のウルトラ最後の共作になった
わけである。
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