愛ちゃんの就職戦線がはじまったらしい。今週はまだ事務所に来ていないので、詳しいことはわからないが、どうやら寝ないで就職活動をしているようだ。というのもこの前書いてきた僕と愛ちゃんとの秘密の「交換日記」に、<先日、朝4時に送信された会社説明会案内のメールを朝10時にチェックして、説明会の予約をしようとサイトにアクセスしたらすでに満席でした>と書いてあったからだ。AM4:00に情報送信されたものをAM10:00に出して、却下される??またまた僕にしてみると常識破りである。ということは、その受けたい学生がどんな資質を持っていても、フツーの生活をしていては、説明会を受けるところにまでたどり着けないということになるのかしら。もちろんどんなものにも「限度」というものはある。締め切りだってある。だが、しかしだ、人が寝ている時間に時々刻々と就職戦線が行われているというのは、どんなものだろう。あっ「坂元さん、甘いですねぇ」という声が聞こえてきた!■しかもですね、今年は売り手市場ということで、数年前よりかなり状況は改善されていると聞く。この前見た電車の中刷り広告では、わずか一年で10万人の採用数が増えたという。一年の違いが一生を左右する…といわけだ。しかしその一方で就職の時点で「転職」をすでに考えている学生が相当な%をしめるという報道。これは一体どうなっているのか、おじさんにはよくわからない。就職するために会社に直接ではなく、まずは「ナビ」に登録して、夜通しパソコンに向かって説明会への切符を手にして、そこからいざ「就職試験」を受け、難関を突破して無事就職はするものの、すでにその志向は「転職」へ。う~ん、これは一体。しかも現在大学でも、入口(入学)時に、すでに出口(卒業)のことを問い合わせる父兄も多いらしい。だが、実際。大学の授業では高校の「補習」の時間が設けられているともいうし。あー、もうわからん、わかりまへん。きっと愛ちゃんもそんなこんなヒズミの中で毎日を送っているんだろうなぁ。と、おじさんは考えるのであった。■若松歓さんから、ご自身がプロデュースした渡辺かおりさんの新しいアルバム「奇跡」をいただく。これでかおりさんのアルバムは4枚目。タイトルとなった「奇跡」が歌う-生きる歓びも 生きる悲しみも この世界に存在できたかけがえのない 証だから 限りある道のりをふみしめて歩こう- 今、力を振り絞って就活を戦っている愛ちゃん、そしていろんな人の顔が心に浮かんだ。